📕フランス移住に反対の父からもらった日本の歴史書を読もうとしたら…

様々なブログに書いてるけれど、私の父は頑固で、私がバレエの道に進むのを断固として反対し続けた。

度あるごとに

「バレエは勉強の邪魔だ!辞めちまえ!」

と。

その度に、私は反発した。

絶対バレエで食べれるようになってやる!

と。

結果、多くの生徒に恵まれてバレエの先生として子供達を育てた。

しかし、フランス留学を決めた時、父はそれにも大反対だった。

理由は、

「女子は親の面倒を見るものだ。」

と。

父は九州の田舎出身なので、ステレオタイプそのままの九州男児。

酒豪だし、男尊女卑…。

という事で、それにも反発して私はフランスにいる。

そんな父は歴史マニア。

特に日本の歴史が好きで、父の書斎は本で埋め尽くされてる上に日中は部屋からほぼ出てこない。

母が

「地震があったらこれじゃ本に潰されて死んじゃうよ。」と言うと、

「本望だ。」と言う。色んな意味での「本」…。

そんな父からもらった日本の歴史の本を開けてみたところ1ページ目から恐ろしい事になっていた…。

至る所に書き込み。

そして目を凝らしてみると「ねつ造」の文字が数ヶ所…。

本にねつ造って書く人を初めて見た。なぜねつ造なのかもちゃんと書いている。

我が父ながら面白い。

なんなら、注釈に自ら注釈をつけている。

そんなこんなで1ページからつまづいた私はこうやってブログを書いている。

この先も「ねつ造」の文字が見える本とどう向き合いながら読み進めれば良いと言うのだろう…

2ページ目も3ページ目も同じ量の注釈。

仕方ないからもう一冊、もらった日本史の方もパラパラとめくってみたが、こっちも赤線だらけ。

これは相当根気を入れて注意深く読まないとどっちが事実かわからない。

父が正しいのか本が正しいのか…。

まあ、歴史というのはいつの時代も戦勝国、勝者が練り上げるとフランス人の夫のお父さん(1954-1962に起こったアルジェリアの独立戦争にも参加していて多くの仲間を失った)も言っていた。

※アルジェリアはフランスとの戦いの末、フランスの植民地支配から脱却した。

結果、多くのアルジェリア人がフランス国内に優遇して住めるようになり(亡命者も含む)、フランス国内で最も多い移民にもなっている。しかし、反仏感情が強い今現在のアルジェリアを考慮して、白系フランス人が当時の実体験を述べる事はあまりない。なぜなら植民地からの独立というアルジェリアの勝利で幕を閉じたから、敗戦国であるフランス人の夫のお父さんがいくら自分の周囲では悲惨な事があって、多くの仲間を失っていたとしても植民地からの脱却という勝利に対して敗戦国の多くの個人的な悲劇は公には語られない。

家族間でこんな悲惨な事があった…と語られるのみ。そこにどんな惨たらしい死があったとしても。

だから、どんなに事実と違ってようと、どの国でも同じように敗戦国の歴史は後世の戦勝国の人物が都合の良いように書き換えた物語なのかもしれない。

真実は闇の中。将棋で言うところの「歩」の声は届かない。

たとえばソフィーの世界のように。

自分の思っていた現実が実は誰かの書いた物語だったりするかもしれない。

「実存」というのは実際は実在しないのかもしれない。

などと父の「ねつ造」の文字を眺めながら考えた。

追記:本を振ったら紙が出てきた。

昭和64年/平成元年、1月7日。

午後2時過ぎだったらしい。「平成」に元号が変わったのは。

日本の歴史の本もビックリしてるだろうと思う。

ちなみにその平成元年、1989年の11月にベルリンの壁が崩壊したという史実は昨日のブログで書いた通り。

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