娘の友達が泊まりにきた。
しょっちゅう泊まりに来る子の一人だけど、今回は急遽連泊となった。
フランスのど田舎でクラシックバレエなんて無縁の世界の子。
1泊目にいた他の子は帰ってしまった後、とくにやる事もなさそうだったから私がやっていたバレエ教室の発表会のビデオでも見てみる?と聞いたら飛びついてきたから、早速懐かしいビデオを回してみた。
バレエに憧れはあったらしく、食いついてみていたから、見終わった後、ちょっと一番ポジションしてごらん♪とさせたらこれ…

え〜😱となって、じゃあ、ちなみに5番は…
と言ってやった5番ポジションがこれ。

典型的なフランス人…。
私はゼロを1にするのに何十年もかかっているのに、生まれた時から1を持っている…。
うちの夫もそうだけど、簡単にこれができる…。
無から1を生み出す苦労と言ったら、並大抵なことではない…。
努力はお金では買えないけど、この脚も買えない😭
バレエはフランスのルイ14世の時代に発展して、彼のバレエの先生でもあったピエール・ボーシャンが5つのポジションを成立させたのだから、多くのフランス人骨格に合っている動きになっているのは当然。
日本には日舞や能や歌舞伎があって、それらが多くの日本人の骨格には合っているのと同じ事…。
世阿弥が書いた骨皮肉。
骨は心。
肉は内面から湧き出る精神力。
皮は見た目の美しさ、技術力。
今にも繋がるところ大いにあると言うのは上記の文中でも書いたけど、やっぱりバレエは「見た目の美しさ」がどうしても最初に来てしまう…。
「内股のバレエはバレエじゃない!」と私がレッスン中にしょっちゅう声を張り上げて叫んでいたのだけど、ここの田舎にいるフランス人を見てると内股が逆に不可能だと思えてくる…。(ちなみに私の家系は全員見事な内股歩き)
そして、その後に私の膝下の外側に飛び出した骨(腓骨)の話をその子にしてその子が自分の足を確認したのだけど、心底ビックリした様子で、
「私、骨が一つ足りてない!」と。
いや、足りてないんじゃなくて、腓骨が真っ直ぐの位置に入っている骨格なんだよ、逆に私の骨が外側に飛び出しちゃってるの〜😭
同じ人間なのに骨格の違いが多い事に驚く異国の地暮らし。
バレエの本場と思っていたフランスには日本のようなバレエ教室数は全くないけれど、バレエの条件に合った子はこの友達以外にものすごくたくさんいる。
でも、特にフランスの田舎にはバレエをやる場所もなければ、バレエに人生を捧げるような忍耐力のある子も少ない。
2ヶ月に一回ある2週間のバカンスともなれば、習い事は全てお休みだし、1番長い2ヶ月間の夏休みに至っては1ヶ月近く家族旅行に行っちゃう子ばかり。
週4、週5でレッスンなんて本当に考えられない親も多い。
なんせ、家族の時間を優先させる人達が多い。これは田舎だからなのか、パリなどの都会の人も同じなのかは分からないけれど。
塾もないし!
そう考えると日本の子供達やその保護者のバレエに対する情熱は比較にならないくらい多い。
日本はどんな地方にも結構バレエ教室があったりする。
フランスバレエ…。
バレエをやりたくてもやれる環境がないからやらないのか、やる気がないのか…。
丸3年、この国のど田舎で暮らして両方の理由だなぁと考えるフランス生活4年目突入の夜でした。

