🇯🇵日本の公立中学校→🇫🇷フランスのパリじゃない現地公立中学校
パリに住んでいたらほぼ気付かないような、もしくは気付いていても見えないふりをしていればそれで済むようなフランスの全くキラキラじゃない現実。
パリ郊外とパリの生活はだいぶ異なる。
荒れてる地区も多く、パリジャン達がボンリューと言う場所。
逆にボンリュー達はパリの人の事をボーボーパリジャンと言って田舎扱いしてる人も多い。
【我が家の場合】
下の子は10歳(日本だと小学5年生)の9月で公立中学校の最初の学年に入学でした。
フランス移住を考えている場合、6歳以上の子供の進学先が決定している必要があります。
ここでは娘達が経験した田舎の現地校の事を書いています。
1月1日から12月31日生まれまでが基本的にはその年の9月に入学、同じ学年。(飛び級やダブル場合もある。)
※フランスの現地校は4年制。日本の小6から中学生。
我が家のように外国籍でフランス語が全く話せないのに現地公立中学校に通う場合、
一年目はフランスの公立中学校のUPE2Aという外国人特別クラスに通う必要があります。
UPE2A
UPE2Aは、必ずしも地元の中学校にあるわけではなく、移民の多い地区に設置されてる事が多いため、ほとんどの場合は大きめの街にあります。つまり、私たちのような移民のための特別クラス。(つまり治安があまり良くない場合が多い。)
娘たちもバスを乗換して1時間ほどの中学校に1年間通っていました。
娘達のフランス生活一年目、フランス語力ゼロ。そのためUPE2Aというクラスに入った。
このクラスは、フランス育ちではない、フランス語を話せない、概ね10歳から15歳までの中学生達が通う必修クラス。人気地区だと、このUPE2Aクラスに入るために数ヶ月待たされることもある。
基本的には中東系、アフリカ系の移民が多く、当初、唯一のアジア人はうちの子達だけ。途中から入ってきたタイ人の兄弟とは兄妹なの?と聞かれるくらいアジア人の顔の区別が付かないのに驚いた。
特徴
移民が多く暮らす地区にあるため、中学校自体が荒れている事が多い。
読み書き、計算が難しい子達も多い。
特にアフリカ出身の場合、紛争等で教育を受けてなかった子供も多いため、学年を1学年落としている子達も多くいる。
移民問題を抱えるフランスの現実を目の当たりにした場所でもありました。
バティモン5(Bâtiment5)というフランスの移民問題を取り上げた映画のリンクを貼りましたが、我が子達が行っていた学校の地区も県営住宅だらけの場所で、先日もまさにこの映画に出てくるようなマンションが取り壊され、爆破されていました。
子供達の中には、
「日本から来たの?え〜、じゃあ車で2時間くらいだね🚙」
と言う子もいたり、基本的には一般の勉強についていけない子も多くいます。
そうすると、普通高校に進学する事はできず、職業高校またはCAPという専門学校に行く必要があります。(フランスは16歳までは義務教育)
学校の先生はフランス人でそれぞれのレベルに合わせて授業をやってくれます。
ある程度慣れてくると一般クラスの授業にも参加させてくれたりするのですが、なんせ移民が多い学校。問題が頻繁に起きます。
だから、たとえばトイレットペーパーは用を足すところにはなく、手を洗うところにあってそれを必要な分だけ個室に持ってく仕様になっていたようです。
また、イスラム教徒の子供達はラマダンの時期は給食を食べないので学校のほとんどの子が食べない時期が1ヶ月ほど続くし、仲良くなった子がイスラム教だったため、娘達もだいぶイスラム教について詳しくなりました。
フランスの中学校は部活がない?
クラブや部活がないと言われるフランスだけれど、子ども達が最初に通っていた移民の多い中学校には漫画クラブ、サッカー部があった。(現在通ってる2校目はフェンシング部の強豪校!)
我が子は日本人という理由だけで、強制的に漫画クラブ(二人ともそれまで漫画読んだ事なかった)に入部していましたが、先生がとてもいい方だったので、この学校に在籍中はものすごく楽しかったようです。
日本に一時帰国した際、日本の地元の公立中学校へお手紙書いたり質問表を作って回答してもらったりと、親善大使的な役割もしていました。
一般のフランスの田舎の公立中学校
2年目は地元の公立中学校に転入。
2年目以降は地元の中学校に変わって、村から学校までの専用バスで10分なのでものすごく楽になりました。
私達が住む村の近くにある中学校は専用スクールバスで10分程度。毎朝、7時半と8時半に専用バスが出ます。
帰りは15時半と16時半に同じくバスが出るので最初の年に比べて生活がものすごく楽になりました。
その上、ここの中学校は学校全体の治安が良く、まるで日本の中学校のようにきちんとしています。
移民と元々のフランス人との割合が1年目とは真逆で、9割が白系フランス人で、残りの1割が帰化したフランス人(多分移民は私たちだけ。)という印象です。
ただ、ここにもアジア系の移民は他におらず、アジア系は娘達2人だけで、あまりの顔の平らさに驚かれたと言っていました。
先生達も熱心で(前述の学校も先生達は悪くなかった)、部活動も盛ん!
フランスには部活動がないと言われる方が多いけれど、(パリはないのかも?)ここの中学校はフェンシングの強豪校で、フェンシングをやってる子達は学校期間中に遠征に行ったりすることもある。(日本のような毎日練習の体育会系の部活はない。)
我が子達は下の子がバンド部でギター、器械体操部に入っていて、上の子は合唱部とバレーボール部。それぞれ4月末の学校主催の2日間に及ぶ成果発表会(21時開演、23時終演※日中は学校での普通授業あり)に参加していました。
総勢200人ほどの生徒達が参加する大掛かりな発表会は全ての学校にあるわけではないようですが、日本の音楽祭、文化祭みたいな感じでした。
その後の様子は下記の記事へ。
・高校進学について/実は日本よりも厳しいフランスの普通高校進学の実態
