🇫🇷高卒シングルマザーでフランス移住(卒業後数十年)

高校卒業後数年経って海外の大学って入れるの?

40代シングルマザーで子連れでフランスの大学に語学留学またはフランスビザ取得して移住って無理?(しかも高卒!)

一般的に聞くとネガティブな条件だらけなように思うけれどできます。

海外移住をしたい人の多くはアメリカかカナダかオーストラリアを考えている人が多いと思いますが、フランスも可能。(語学面だけを考えたら英語圏の方が行きやすいかもしれません。)

必要なのは

  • 気合
  • 子供の理解
  • お金
子供達のフランスでの初めての習い事

特に子供の理解は一番大事。

フランス移住には親のビザ+子供のビジタービザ

主な必要な費用

  • 日本にあるフランス大使館に提出する経済証明書
  • 子供達のフランスでの学校費用(現地校の選択もあり)
  • 必要書類のフランス語への翻訳費
  • フランスビザ申請のための費用 
  • キャンパスフランスの面談のための費用(20,800円 2024年現在)※学生ビザの場合のみ
  • 滞在先の居住費 ※最初に3ヶ月分の家賃を払ってたパリのアパルトマンが高額だった💦
  • 日々の生活費
  • 海外保険代(学生ビザの場合は不要。子供のビジタービザの場合はかなり重要。)

など、枚挙にいとまがないほどの費用がかかってきます。

長期学生ビザ(visa etudiant VLS-TS)で来る事ができれば、居住費の補助(CAF)があり、フランスの健康保険(カルト・ヴィタル)にも加入できるので生活しやすいと思いますが、長期学生ビザを取得するまでが本当に大変。(子供達はビジタービザの取得が必要。)

フランスビザの種類を列挙

・ワーキングホリデー

ビザが取りやすい。無料でビザが取得できる。

マイナス点:年齢が決まってる。(若くないとダメ。)1年で必ず帰国。延長不可。

※子供同伴では取得できない!

ビジタービザ

比較的ビザが取りやすい。

マイナス点:現地で働く事ができない。ビザ取得時の用意すべき経済証明書の金額が大きい。住居等を事前に決めておく必要がある。フランスの保険に入れないから、自分で海外保険に加入が必要。

長期学生ビザ( visa etudiant VLS-TS)  ※私には学生ビザ以外の選択肢はなかった。

その後の延長も短時間のバイトも可能。経済証明書の金額がビジタービザに比べて三分の一程度。

マイナス点:取得するのが年々難しくなっている。フランス政府認定の語学学校選びが最も重要。フランスで語学の習得や学びを大切にすることを目的とするビザだから、ちゃんとした目的意識が必要。(なんとなく〜とか、暇だから〜とか、親が〜とか、彼氏(彼女)がいるから〜とかでは学生ビザ取得は厳しい。)

・タレントビザ

何か特技などを持ってないと難しいと思いますが、芸能人の方や何か特別な芸や仕事力がある方などは、実績が証明できれば取りやすいビザかもしれません。

・就労ビザ

就職先を探すのは困難だけど、暮らしていくには金銭面での不安要素がない。海外で活躍するバレエダンサーの多くが就労ビザを取得してダンサーとして活躍している。

⭐️子連れで一番大変な事=子供の学校問題

子連れの海外移住で何が一番大変かというと、やはり子供の学校関係のことです。英語圏ならまだしもここはフランス。フランス語を理解しないと何も始まりません。(パリなら英語だけでも問題ないかも)

  • パリならインターナショナルスクール 高額ですがお金に余裕がある人にはいい選択肢(一人当たり年間300万円くらい)
  • 文科省認定の日本人学校(フランスだと各種学校扱い) パリ郊外にあるが、フランス語の習得は難しい。
  • 現地校への手続き。10歳以上ならUPE2Aクラスがある現地公立中学校で1年間学び、その後地元の公立中学校に転校も可能。
フランス公立中学校UPE2Aクラスでの出来事

長期滞在を検討の場合、子供がフランス語を話せた方が生きやすいですが、最初からフランス語の現地校等の学校に入学は難しいので、最初の手段としてはインターナショナルスクールなどを考慮に入れるのは悪い手ではないと思います。

フランスは書類、書類、さらに書類の国なのでとにかく翻訳にお金がかかる。

日本で書類を申請する時、英語なら日本語と同じ価格で書類を出してくれるところもありますが、フランス語はそうはいきません。だから全て専門の翻訳家に依頼する必要があるのです。

なんと言っても子供のビジタービザで用意しなくてはいけない金額+居住地問題など。初期費用は子供の人数によっても相当変わります。

自分で調べる努力を惜しまないことがまず最初の関門です。