コロナ禍でのフランス長期留学、ビジタービザ編
子連れで海外移住(フランス移住)したい!と思っている方がいたら参考になるかは分かりませんが、私の🇫🇷経験談を記します。私がフランス大使館にビザ申請した時はまだコロナの影響が色濃く残っていた頃でした。
一般のビジタービザの申請ができない時期でしたが、親の都合で未成年の子供(我が家は10歳、13歳)が同伴の場合、ビジタービザ(visa de long séjour)の申請が可能という事でした。大使館に散々問い合わせて、分かったことは
なんと、長期学生ビザ(VLS-TS)よりも大変!と言うことです。
※散々問い合わせしすぎて1度目のビザ落ちた可能性も?!
ビジタービザ用の必要書類を見るとビザ申請時に長期学生ビザにはない項目が多く存在しているのに驚きました。
私が難航したビジタービザの項目
- 6歳以上は学校の入学許可証
- 親の滞在期間分の海外保険
- 居住地の証明書
- 一人250万円以上の経済証明書
1度目のビザ申請で子供のビジタービザの海外保険を365日分で提出したら、1年間のビザが欲しいなら366日分の子供達の海外保険が必要な旨を大使館で言われ、取り損ねていた外務省発行のアポスティーユと合わせて急いで手配した経緯があります。(その時は結局ビザ却下だったけど…)
フランス留学/フランス移住の大人ビジタービザと子供のビジタービザの違い
大人ビジタービザでは必要ないカテゴリーが学校関係。書類提出前に6歳以上は必ず就学する学校を決めなくてはならない。
フランスへの親都合、子連れ移住は学校決めが一番大変という事を念頭に置くと良いです。(駐在の方は別。)
🇫🇷パリ近郊の学校選び
1、インターナショナルスクール
高額ですがお金に余裕がある人にはいい選択肢。年間300万円くらい
2、日本語セクションのある私立の学校
費用は年間、日本の私立の半額くらい。
10歳以上は中学生扱いで、フランス語力が0の場合、最初はUPE2Aという外国人向けの特別クラスに入る必要があるけれど、移民が多く住む地域などでUPE2Aクラスに空きがない場合は、半年以上待たされる場合もある。(その間、子供は学校に通えず自宅待機になる。)
4、日本人学校(フランスでは各種学校扱い)
78地区のベルサイユ近くには文科省認定の日本人学校があり、駐在などお仕事でフランス(パリ)に滞在する家族の子供達はそこに通っている事が多いようです。(地区はパリの15、16区、78地区辺りと限定的だけど、スクールバスがパリ市内から出ているのでとても便利で環境もとても良い。)
※パリ日本人学校について:この学校は日本では政府認定の一条校に当たるけれど、フランスでは学校として認められていない各種語学学校扱いなので、日本にある国内インターナショナルスクールと真逆の扱い。また、中学校までしかないので高校生になるような未成年者(16歳以下)がいる場合は厳しい。
⇨ちなみに、フランス入国後のビザ更新の際、未成年者のビザは年齢に応じて、長期間の滞在許可証がもらえます。
留学サポート機関に頼らなかった理由
端的に書くと断られて頼れなかった。
長期学生ビザ却下の理由でも書きましたが、当初より私は留学サポート機関などを利用しておらず、全て自力で行ってきました。なぜならそういうところに頼るという脳が単純になかったからです。
でも、一度目のフランスビザが却下になったので、いろいろ調べてみるとフランス留学のための業者がたくさんあることを知りました。
そこで、お金を払ってでも手助けしてもらおうと思って数社の留学サポート機関に問い合わせしましたが、
「親子でフランス留学、しかも一度却下れているというのは前例がない」
と言う理由で見事に全て機関で断られました!
だから、私が行ったビザ取得方法は全て自力です。
フランス語学留学の書類は複雑だし、年々ビザ取得も難しくなっているようなので、危ない橋を渡りたくない人は最初から留学サポート機関に頼るのも悪くないとは思います。また、年齢がいってると学生ビザの取得が難しいと言うこともあるようです。
子供も一人1枠の大使館でのビザ予約が必要 ※重要!
子供達はビジタービザなので、キャンパスフランスに行く必要はないですが、フランス大使館でのビザの予約は1人1枠なので、必ず子供の人数分もビザの予約を取らなくてはなりません。
けれど、私が大学からの入学許可書が与えられたのが6月中旬。
大学の新学期が9月中旬だったので、予約を考え始めた6月下旬にはすでにビザセクションの予約の空きが一人分しかなく、早い段階で3人分の予約を取れる枠がありませんでした。
ちなみにビザ取得にかかる費用はビジタービザが99€、学生ビザが50€です。
結果、出国予定の2週間前の予約になり、ビザが降りたのは出国予定日のギリギリ3日前で焦りました。
※ビザの申請は出国予定日の3ヶ月前からしかできません。
長期滞在ビザ取得を考えてる方には余裕を持った行動をお勧めしますが、自分では余裕と思っていてもなかなか思うようにはいかないのが現実です・・・
いずれの情報も私の経験に基づくもの、一個人の意見なので留学を希望する場合はご自身で調べることを強くお勧めします。
いずれの情報も私の経験に基づくもの、カウンセラーではない一個人の意見なのでフランス留学を希望する場合は最新の情報をご自身で調べることを強くお勧めします。