日本のバレエ指導の資格と現状
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- バレエの先生に資格はいるの?
- バレエの先生になる方法
- 今の日本のバレエ界の問題点
1、バレエの先生に資格はいるの?
要りません。
日本では正式なバレエ教師としての国家資格がないからデュプロマ(資格)を持ってなくてもバレエ先生になれる。
今はまだ私も含め、我流の教え方が多い日本バレエの現状。
けれど、今は若くて海外でバレエダンサーとして経験した人達がどんどん増えている。だからこそ変わってほしい。
- 外国で数年間バレエ団に所属した経験を持つダンサー
- バレエ講師の正規デュプロマを数年間かけて取得した志のある人達
そんな人達が活躍するバレエ界に…
2、バレエの先生になる方法
例えば、極端な話ですが、バレエを「バレー(ボール)」と混同してるような全くバレエを知らない人でも「今日から自分はバレエの先生です!クラシックバレエを教えます!」と言う事は可能です。
つまり、今の日本では誰でもバレエの先生になれます。
3、今の日本のバレエ界の問題点
我流なのに、ワガノワメソッドの看板を掲げてる先生が多い事
または、日本にいながら数週間でフランス政府認定バレエ教師国家資格取得とプロフィールに書いている先生も…💦
(この記事を書くのに色々調べていたら元某有名バレエ団ソリストだった方でさえもプロフィールに虚偽の『フランス政府認定バレエ教師国家資格取得』があるのを発見してしまった💦)
フランス政府認定バレエ教師国家資格は取得のために3年ほどの月日がかかり、フランス語のレベルが相当ないと取れない資格だから、講習会のために来日したフランス人バレエ講師によるフランスバレエ指導法の短期講習会か何かに参加しただけ、または簡単な資格を取得したのではフランス政府認定バレエ教師国家資格は取れるはずがないのです!
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※周りに「フランス政府認定バレエ教師国家資格取得」とプロフィールに書いてる人がいたら、フランス語レベル、またどのくらいの期間で、どの学校でその資格を取得したか尋ねてみると事実か否かすぐにわかると思います。
日本ではデュプロマなしでの教えは違法ではない、
虚偽プロフィールが問題
日本でデュプロマなしでバレエを教えるのは違法ではないから、生徒集めのためにわざわざ嘘のプロフィールを書く必要はないし、虚偽のディプロマ取得のプロフィールを書いている人達は本物のデュプロマを努力して海外で取得した人達にとても失礼だし、それが問題です。(ちなみに私はデュプロマを持っていないし、フランス語のレベルもまだまだペラペラとは言い難いし、今後3年の歳月をかけて取るつもりもないです。)
ロシア、ワガノワのデュプロマについては詳しくないのでそれがどのくらいで取得できるかは分かりませんが、やはり語学力(ロシア語)が必要で決して簡単ではなく、年数が必要だと思います。
今分かってる(2024年現在)範囲のフランスバレエ🩰🇫🇷
- バレエ団所属のコールドダンサーでも生活できる収入を得られる
- 年金がある※パリ・オペラ座バレエは42歳と半年で定年で、その後年金をもらえる。
- 女性は出産後もダンサーとして活躍できる土壌がある。エトワールの女性のほとんどが子持ち。※複数の子供を持っているエトワール の方も結構います。(以前のエトワール 、オーレリー・デュポンは2人)
- バレエの指導にはデュプロマが必要
- バレエ教室に所属していると大手バレエショップでの割引が効く
- 基本的にはどのバレエ教室も無理をさせないレッスン。才能・素質のある子だけが上を目指せる。(好きだけではダメ)
- バレエ教室の発表会には大手企業のスポンサーが付くから出演者の発表会参加費が格安
- バレエの発表会を観に行くのは基本的に有料(日本は無料が一般的)