フランス留学、語学学校の選び方 ※フランスの大学附属編
フランスビザ却下の経験談にも書きましたが、フランス政府認定か否かが大事。
![](https://i0.wp.com/yoshikoinfrance.com/wp-content/uploads/2024/01/paris_7.png?resize=763%2C726&ssl=1)
フランス政府認定である場合、多くの語学学校の費用は半端なく高いです。
私が調べた限りでは私立の語学学校で年間、150〜250万円くらい。
それに年々値上がりが激しいフランスの家賃や生活費を足すといったいいくらかかるの?という金額になります。
大学附属でのフランス留学、例えば、パリソルボンヌ大学付属フランス文明講座(Cours de Civiliation Français de la Sorbonne)だと、年間授業料大体70〜80万円くらい。パリカトリック学院が年間85万円くらい。※ソルボンヌ大学に通っていると言う方は大体がこの附属フランス文明講座でだと思います。(多くの留学サポートの業者がこの2校は取り扱っていることから時期さえしっかり把握しておけば比較的簡単に入学できるのではないかと思います。)
その中で圧倒的に安いのが【ナンテール大学の語学コース】。その費用驚きの19万円くらい。次に安いと思われるのが、【ソルボンヌ・ヌーヴェル大学(パリ3大学)、DULF(Diplôme Universitaire de Langue Française)】は35万円くらいだと思います。※この2校は入学のために筆記と口頭の試験があり、入学時期が9月〜または1月〜しかないので募集時期を気をつけないといけません。(こちらは0ではないけれど、日本国内のフランス語学留学サポートの業者が取扱っていることが少ない。)
パリ第3大学 ソルボンヌ・ヌーヴェル大学のDULFコース願書時期と必要書類
![](https://i0.wp.com/yoshikoinfrance.com/wp-content/uploads/2024/01/paris_2.png?resize=962%2C445&ssl=1)
フランス語学留学の際、ナンテール大学は1番安いのですが、ナンテールという場所がラ・デファンスの方。15、16区地区に近いパリ郊外(しかも15,16地区は高級住宅地で家賃がめちゃくちゃ高い)なので、私は2022年度にパリ12区のNationに移転した(それまではカルテ・ラタンにあった。いくつかの日本のフランス留学サポート機関のサイトではまだNationに移転の事実を書かれてなく、今だにカルティエ・ラタンにあるように掲載されているサイトを見ますが、大学自体が全移転してるため、カルティエ・ラタンにはもうパリ第3大学はありません❗️)ソルボンヌ・ヌーヴェル大学のデュプロマが取れるDULFの試験を受ける事にしました。
5月初旬
1、募集要項が掲載されたのが4月?そして、5月の初旬(※2023年は5月10日が願書提出開始日。今まであった冬季の募集はありませんでした。)にオンラインで申し込み。
※世界中から志願者がアクセスするため、予約のサイトがオープンしてからすぐの申し込みをお勧めします。2022もその日中に願書締め切りになっていた。)
2、後日、以下の書類が必要。
※レベルはA1からB2レベルまであるので超初心者でも試験を受けることが可能。ちなみに私はこの時点で、DELF,A2を持っていました。
最初の登録に必要な書類(全てフランス語に要翻訳)は、
1、the photocopy of the last diploma obtained in your country of birth Higher education degree (university or other) or- The high school diploma * (accompanied by the entrance exam which gives access to higher education in your country, if the baccalaureate is not enough)
大学入学資格があるか確認できるもの※日本の高校卒業証書だけではダメ。私は高卒ですが、放送大学の入学許可証を持っていたのでそれで手続きしました。
2、the photocopy of a birth certificate (出生証明書、つまり日本だと戸籍抄本)
3、パスポートのコピーも確か必要だったはず…
日本で翻訳をお願いする場合は法定翻訳の所でする必要があるのですが、私は東京の飯田橋にある株式会社ヌーベルエコールにお願いしました。
迅速な対応で、料金も高額でなくてとても助かりました。(その後何度もお願いしましたが、全て丁寧だし、迅速な対応でありがたかったです。)
ソルボンヌ・ヌーベル大学(DULF)の入学試験について
2022年9月入学のソルボンヌ・ヌーベル大学(パリ第3大学)のDULFは試験が2回あります(日本在住で長期学生ビザ(VLS-TS、visa etudiant)等の3ヶ月以上の滞在ビザを持ってない場合)。
1回目はオンライン上で筆記試験。
私が試験を受けた2022年は6月の第1週目に試験がありました。
一次試験を通過すると、口頭試験を受ける事ができます。
![](https://i0.wp.com/yoshikoinfrance.com/wp-content/uploads/2024/01/paris_3.png?resize=756%2C1008&ssl=1)
口頭試験は6月中旬くらいで、事前に各人10分程度の枠を振り分けられるメールが届きます。
何がしたいのか、なぜフランスなのか等が問われます。(それ以外は緊張しすぎて覚えてません💦その時も先生に落ち着いて!大丈夫だからと言われた記憶だけはある。)
2次試験も通過すると晴れて合格💮と言うことで、CERTIFICAT DE PRÉ-INSCRIPTION(pre-registration)仮登録証明証を大学から発行してもらってキャンパスフランスに面接しに行けます。(この際、大学側からそれぞれの国のキャンパスフランスにこの仮登録証が事前に送られます。)
余談:入学後、色んな国のクラスメイトと話してて後から分かったのですが、ソルボンヌ・ヌーベル大学の証明書だと長期学生ビザの「却下👎」が出る事はまずないようです。何故なら国立大学の証明証で、尚且つ、大学のデュプロマ取得が可能だから…と言う事らしい。
※キャンパスフランスの登録方法などはサイトがしょっちゅう変わっているので個人で調べることが一番です。上記の私の経験談もあくまで経験談なので、ご自分が受ける際にはきっちり自分で調べることが一番です。もしくは、留学サポート機関の手を借りるのもアリ。