ただ前だけを見て
私は、同級生達が大学に行って就職する時から今まで就活をしようと思った事がありません。リクルートスーツに身を包んだ事がありません。なぜか。
- 単純にバレエだけがやりたかったから。
- 未来像に就活して一般企業に就職するイメージがなかった。
- 90年代の日本の空気感が今とは異なっていたから。
夢を諦めない
最初は内股がひどすぎて小学4年生で始めたバレエ。
誰よりも身体が硬くて横開脚の一直線はおろか、前屈もカタカナの「ヒ」の字状態。それでもバレエにすぐにのめり込んで小学6年生の時にはバレエの先生になりたいと思うように。
けど、あまりにも下手だった…
ガチで…
しかも骨格も全くバレエ向きではなかったから、夢は夢だった。
それでも練習を重ねるうちに少しずつ手応えを感じてるくる事もあって、中学3年生の頃には「将来の夢はバレエの先生」と言えるように。
大きな転機となったのが高校で交換留学に応募した時。
これからの時代は英語を話せるようにならないと満足いく仕事に就けないと思って高校生の時に奨学金が出る交換留学に応募。
バレエか一般の就職かを考えた結果、自分にはバレエの才能がないから地道な道を歩もうと応募をしたものの、その留学機関での面接で将来の夢を聞かれた時、「バレエの先生」と言ってる自分がいた。
諦めなかったから今がある。
時には、頑固すぎると。
でも、その頑固さやこだわりがないと続けられなかったことばかりなので「頑固」と言われるのは悪いものでもない。子供達からしたら振り回されっぱなしでしょうけど、それでも私に付いて来てくれる娘達に感謝の日々です。
自分の居心地のいい「今の場所」から抜け出すのは勇気のいることかもしれないけれど、長靴下のピッピのように強くて、優しくて、何歳になってもいつも冒険していたいと思うんです。今も、できない事に挑戦し続ける事で前へ進んでいます。
四捨五入したら50歳。
それでも自分の安定した場所に居続けるのではなく、未来を見ながら前進しています。