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デンマークの教育

私の破天荒な生き方の原点はデンマークの教育。

日本では静かに座って先生の言った事、黒板に書かれている事をノートに書き取るというのが主流だったけれど、私が行っていたデンマークの一般の公立高校の授業風景にはそういうものが一切なかった。

私がデンマークの高校に通ったのは1995-1996。日本のバブル期が終わりを迎えた頃で、日本という国がまだ豊かだった時代。だから、高校の同級生達になぜデンマークという小さな国に来たの?日本はすごいよね!!!!!!!とか、ソニーのウォークマン日本は安いの?東京って大きいんでしょう?日本は発展してるよね!とか電化製品のこと等々、日本褒めちぎりでした。

デンマークの公立高校に最初に入った日のことは今でも印象深く残っています。ホストマザーに連れられてやってきた高校。エントランスに突然、聳え立ったのは青い短髪に輪っかの鼻ピアスをつけた男子。女子校で、規律重視のものすごく厳しい高校に通っていた(三つ編みおさげが基本で、天然パーマが縦ロールになる程強かった私は天然パーマ証明書を書が必要だった。)私は一瞬のけ反りました。その後も人が壁のようで小さな私(当時は156cmくらい)は女子の平均身長170cm近い中で完全に埋もれていました。

恐る恐る周りを見渡すと妖精のような金髪の美女がいたり、絵に描いたような青目の男子がいたり…中には七色のモヒカンの女子や190cmくらいのものすごいガタイのいい男子達がいたり…この日の朝だけで、もう1年間分のお腹いっぱいを経験した気分でした。

その後、クラスで授業を受けるようになると、日本との違いにすぐさま気付かざるを得ませんでした。なぜなら、生徒達が椅子に座らずに授業を受ける子が多かったから!

ヤンキーとかで授業のボイコットとかではなく、真面目に聞いてる態度がそれ。

ある子は窓の桟のに座り、ある子は椅子の背もたれに座って座面に足を靴のまま下ろす・・・!ちゃんと椅子に座っててもキャンティーン(学食)で買ってきたココアを飲みながら授業を受ける…等々。衝撃すぎる日々。

それでも・・・

先生が何か質問すると次から次に手が上がり、しっかりした答えを言い、時には生徒同士でそれは違うとディベイトのようなことも。

それに英語の授業が英語で行われる際も英語で話す力がある。宿題の分厚い英語の本を全て読んだ上でクラスメイト全員が理解しながら自分の意見を発言する。それが当たり前だった。30年前でそのレベル!!!

でも私は・・・聞く専門。英語の分厚い本1冊は読めなかったから。

でもここでクラスメイトのディスカッションを聞きながら生徒主体であることの大切さ、クリティカルスィンキングが教育の中に根付いている事を思い知らされました。

そんな高校生時代から30年近く経って、当時の誇らしかった日本の経済は低迷を続け、デンマークは経済的にも国民生活的にも豊かさが続いています。

この違いは何だろう。

日本の学校のような礼儀正しさにこだわるのももちろん大切ですが、これからの日本に必要なのは表面的な礼儀正しさより、自分の意見を相手に伝える力がいるような気がしてならない。従順に年配者に従うのではなく、間違っている事間違ってると言える行動力。

若い世代が自分の意見を持ったり、社会に対する疑問を持つ事でそう簡単には行かないけれど、少しずつ経済が上向きに変わっていくのではないかと思ってます。

でももしも、私がデンマークの高校生のような態度で日本の高校で授業を受けていたらただの質の悪い生徒扱いだった事でしょう。

デンマークには生徒が先生と対等、また、自分の意見を言う権利が奪われない自由があるのです。

ちなみに、生徒は先生のことを下の名前で呼び捨てします。それが当たり前の国なんです。

日本でそんな事を先生の前でやったら…

恐ろしい事になります💦

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