🩰バレエ×中学受験。バレエを諦めない受験方法はあるの?
まず最初にバレエ講師として書くと、同じ実力だったら、塾にも行かず、直向きにバレエ教室に通い、バレエ教室がやっている講習会やレッスンにきっちり出席してる子を優先するだろう。
バレエの先生で中学受験のための塾を小4あたりから優先している子を発表会の主役やメインの役にしたいとは思わないと思う。
そして、両手を広げて
「塾行くことを応援してます!バレエは好きな時に来てくれても発表会の役は他の子と同じ、またはそれ以上に需要な役を渡すから心配しないでください!」
と言うバレエの先生は皆無だと思う。
寧ろ、
「絶対休むな。」
と言うバレエの先生の方が圧倒的に多いと思う。
それで、保護者が発表会の配役に文句があるならそれはバレエの先生のせいではないかもしれないと言うことを考える必要がある。
私の経験上だけの話をすれば、途中まではバレエと中学受験塾と並行でやっていたとしても小5くらいは圧倒的に塾になり、去る子が多い。もちろん、残る子もいる。
本人は両方続けたかったとしても、保護者の意向という事が多い。
バレエ教室も個人経営者である場合が多いからバレエを優先する家庭より、塾を優先する家庭を優遇するのは心理上、経営上、無理難題である。
もし、かなり本格的にコンクールに出場させて、結果もそれなりに出しているバレエ教室の先生で、塾に行ってる子もうちは大歓迎で、バレエを熱心にやってる子達と「平等」にします。
レッスン回数も週1、2回でも週6回の子達と同等の役をバレエの発表会では渡します!
と言う方がいたら、もっと宣伝した方が良い。
そのバレエ教室には受験との両立を目指す親子が殺到するかもしれない。
みんな、仲良く、コンクールにも出しません!地域のイベントだけに参加します。発表会もしません!というバレエ教室だったら、そういうところもあるかもしれないが、少なくとも私は真剣にバレエだけに時間を注ぎ込んでる子と中受の塾週3、バレエ週2の子を一緒にすることはできなかった。
つまり、中受を算数、国語、理科、社会の一般受験で考えている家庭とバレエの先生の本音は隔たりがあると感が取った方がいい。
あくまでこれはコンクールにある程度入賞させてきたとは言え、1人の名もないバレエ講師の戯言にすぎない。
我が家が経験したバレエをしながらの中学受験やその後の話。
小4終わりで国内インターナショナルスクールから公立の小学校に移り、小6の冬に中学受験をした。
合格した中学校は中堅校で、大学の合格実績を見ると毎年数人東大や京都大学をはじめとする国立大学への合格実績を出している高校の付属中学校。
その間、ずっとバレエを週6でやっている。
バレエは、
ママがやりたいことで、
自分のやりたいことじゃない!
と言い出し、フランスに引っ越す直前まで週6でバレエ漬けの生活。
あくまで彼女の母親はそれまで人生をバレエに注ぎ込んできたバレエ教室経営者である私。
小4ではフランスのYAGP予選に参加し、パリ・オペラ座バレエ学校内でのワークショップに参加するのに校内で迷子になって泣いていたのを日本人の方に助けられたと言っていたし、とにかくバレエだけ。
※小4時点ではまだ、受験のことは一切考えていない状態。
このサイトのブログ内、様々なところに書いているが、娘は漢字が苦手だったが、英語×算数、英語×国語受験など、帰国子女入試ではなく、英語×他の教科受験ができるようになってきていたため、英語入試がある学校を受験した。
言い方を変えれば、それしか選択肢はなかった。
しかし、最近の私立中学校は特に、英検準1級、1級を所持していると優遇もあるし、最近の傾向として英語に強い子を私立中学校は取りたがっているように見える。
【余談】数年前は四谷大塚の偏差値一覧で40近くで入れた中学校が「グローバル」「英語」を全面に出してから2026年現在、偏差値60-65前後のトップクラスの学校に変わっているところも少なくない。
娘も類にもれず、合格後、もらった学校案内では娘は英検準一級レベルの特別クラスに入れてもらえるとの案内が同封されていた。
中受の仕方は家庭によって異なる。
娘が合格した私立中学校の受験をするため、バレエを辞めて小5から本格的に塾に通い出し、合格した子もいる。
バレエを続ける?
塾のために回数を減らす?
塾に行ったらバレエダンサーの夢は?
コンクールにガンガン出ている回りと大きなさが出てしまう?
親の悩みは尽きない。
バレエの先生を長年やってきた自分の経験から言えるのは、本気でバレエダンサーになりたいなら語学力を磨くこと、特に今の時代なら、英語の会話力に力を入れることを真剣に取り組んで!
ということ。
そうすれば、受験と並行で英語強化でもバレエを将来の職業に考えることもできるし、悪いことではない。
今の時代、算国理社ばかりが
受験科目ではない。
バレエダンサー英語は重要。
理由は下に続く。
【現在フランス在住5年目】
我が家の子供達は、小学5年生と中学2年生の時にフランスに移住し、それぞれフランスの現地校の中学生となった。
私も元夫も日本人。(下の子が3歳になる前から母子家庭。)
けれど、長女の発達に疑問を持っていた私は一般の日本の幼稚園が無理そうと判断をし、長女を英語系の幼稚園に入れた。その後は次女も。
いわゆる、キンダーガーテン。
SNSを見ているとたまにグローバル入試(英語入試)を、
楽でずるい。
と言う大人の意見もたまに目にする。
しかし、それは各家庭の選択で、塾一筋の家庭とは異なる道を選んだと言うことに過ぎない。
どの子供も努力している。
その事実は変わらない。
最近見た中学受験大手のena が行った34泊35日で80万円と言う記事が話題になっているが、中学受験を考える場合、これだけの費用を払っても、夏休みが丸々潰れても、希望中学に合格することができるなら安いモノだと考える保護者も多いのかもしれない。
⭐️【朝日新聞】中学受験で34泊35日の勉強合宿 80万円でも人気 過熱に懸念もの
バレエの発表会代の10万円は出せないけど、塾の夏期講習第30万円は出せる。という感覚。
価値観は人によって異なるし、家庭によっても違う。
大手塾の夏期講習、その他の特別講習が、10万円、20万円しても効果対価と考えられても、バレエという非認知能力を伸ばす、子供の可能性を引き出す習い事にかかる費用は高く感じる人もいる。
偏差値という目に見える結果では測れないものは価値を見出しにくい。
だから、中学受験に対する保護者の考え方は様々だと思うのである。
バレエを続ける場合、塾に対するアプローチの仕方も異なる。
どの塾にするかも重要で、四谷大塚にするか?SAPIXに入れたらその方がいいのか?バレエと両立するなら個人塾で都合がつくところにするのか?はたまた公立受験にメインをおいて上記のenaにするのか、意表を付いてZ会?
塾選びだけでもドラマ「二月の勝者」でもわかるように、ものすごい選択肢があって、保護者はどこに行けば子供の可能性を一番引き出してくれるのかに迷う。
それは、バレエ教室選びでも同じこと。
コンクール上位入賞者を多く輩出しているところが、自分の子供に合うとは限らない。
課金が必要になってくるのは、バレエも塾と同じ。
最近のSNSの発達でバレエ教室も塾も何かの理由をつけて簡単に変えられるようになった。
人と人のつながりが薄くなっている昨今。
師弟関係を重視する
日本のバレエ関係者にとっては
理解し難い。
私は子供の幼少期の非認知能力を伸ばすことに重点を置きたいと思って子育てをし、自分が経営していたバレエ教室の子供達にもその方針で指導をしてきた。
これも人それぞれ。
小さい頃から躾、躾、躾で
教育したいと思う保護者もいる
事実。
本音はそう言う人はしつけ教室で、金銭払って子供の教育をした方が良いと思う。バレエ教室の先生はその道のプロフェッショナルではない。
オリガ・サファイアがバレエ読本で書いてるように、ロシアではその道のプロが学校に来てマナーを教えていた。
非認知能力は目に見えない、測れない。
だから、不安になる保護者はとても多い。
だから、それを否定したいと思う保護者もいる。
一人一人、個性が違って、教育方針が違う。親が同じでも子供によって育ち方が違う。兄弟、姉妹でも性格は全く違う。
だから、一番重要なのは子供に何が一番合うかを保護者がいち早く察することができる力を養うと言うことだと思う。
ちなみに、ADHDのある長女(日本では診断書有り)は、フランスではADHDの診断が下りなかった。
これも精神科医曰く、
「国が違えば、ADHDの基準が違う。」
日本で当時もらっていたストラテラも、フランスではすでに2012年から強い副作用のため禁止されている薬だった。日本では最近まで長く使われてきていたのだが。
現在は日仏英の3カ国語を操る高校生となった長女。
彼女はボーディングスクールで2年間を過ごす予定で、最近2年目生活を始めたが、英語が幼少期からベースにあった事、そして現在はフランス語を3年で取得し、IB校でフランス語のハイレベルを取っても苦労したない事に満足している。
海外生活で中途半端な日本語、国内インターで中途半端な日本語力の子供達は多いかもしれない。
うちも例に漏れず、漢字は小学校低学年レベルしか書けないが、読みは、例えば「嫌われる勇気」(岸見一郎著)とか、「サラバ」(西加奈子著)などは2人とも読める。
PC上なら間違えずに漢字も書ける。
そんな我が子と同じような状態の成人した友人の子供達にも何人かいるのだが、日本語が中途半端でも、漢字に不自由があっても、日本の一流企業や外資系の会社から採用されている人が少ないと言う印象を受ける。
あくまで、私個人の数人のデータであり、「自分は違う!」という人もいるとは思うが、ヨーロッパ社会を見てると2カ国語は当たり前、3、4ヶ国語問題なく話せる人はそこら中にいるし、優秀な人も多い。
日本では母国語である日本語が疎かになっては全てが中途半端になって、まともに仕事にもつけないと言う論争が、永遠の論争、平行線上の論争のように語られるが、ヨーロッパは北欧諸国も含め、英語が当たり前に中学生から話せる環境にあるところが増えてきているし、特にうちのような移民家庭は家では母国語、外ではフランス語という人達も多い。
下の娘の中学校の友達の1人にもポルトガル出身の子がいて、家ではポルトガル語、学校などではフランス語を当然のように切り替えて話している。
ただ、このブログはインターナショナルスクールを称賛するブログではないし、海外が優れていると言いたいブログでもない。
要は、子供一人一人の個性に合わせる教育が大切だと思う。
絵が得意な子、ピアノが得意な子、勉強が得意な子、バレエが得意な子、泳ぐのが得意な子、様々である。それを保護者が見つけられるよう保護者が子供を観察していけば、非認知能力は自然と育まれる。
また、日本の場合、幼稚園はともかく、小学校にあたるインターナショナルスクールは一条校ではないから入学させる保護者は注意が必要。
そのため、東京都世田谷区のような区では区としてインターナショナルスクール修了証では一条校としては認められず、公立の中学校に入学することができないところもある。
友人で世田谷区の友人が子供の学校をインターから公立にする際には相当苦労したと話していた。(すでに数年前の話)
でも、その後駐在として海外に出向き、子供達はインターナショナルスクールに通うようになってからやっぱり英語力のレベルが大学受験の問題になってくると言っていた。
海外のインターナショナルスクールも試験があるところもあり、ギリギリ入れても学年を落とされる場合も少なくない。
【余談】日本だと学年を落とすと言うのは稀かもしれないが、実際娘達の通っていたインターナショナルスクールは小一の段階で小二に上がれなかった子達がもう一度1年生をやっていたケースがある。
駐在だと数年から数十年の海外滞在。
数年ごとに国が変わり、子供達の年齢も様々で乳幼児から中高生までいると思う。
私の友人の上の子は高一からだった。(下の子達はまだ小学生だった)
受け入れ側のインターの手続きで数週間の家の中で過ごさなくてはならない事もあったと言うし(いくつか国が変わってる)、国によってはイギリス式、アメリカ式がインターによって違い、英語力の問題と共に学年も落とされたして、相当な苦労があったと言うが、その後は海外の名門大学(世界ランキングトップ50以内)に入り、充実した大学生活を過ごしている。
我が家の娘は今年、大学受験の年。
だからこそ、真剣に様々な事に向き合わなくてはならない。
大学レベルではなく、自分がやりたい、学びたいことは何か。
それに重視して動いているらしい。
将来の仕事は何を考えているか。
ここまで読んでくれた読者へ。
【中受をしてでもバレエダンサーになりたいなら。英語のススメ】
実は、
海外、特にアメリカの大学はボランティアや勉学以外のアクティビティをどれだけ真剣にやってきたかでも評価される。
海外の大学を視野に入れた時、バレエを真剣に取り組んだ経験は全く無駄ではない。
寧ろ、利点と言っても良い。
国内だけで止まろうとするなら受験でもバレエでも国内に強いやり方でやるのが一番だが、日本のバレエは職業として成り立っていないと言うのを考慮した時、国内だけに視野を向けるのかどうかはその保護者の考え方次第である。
娘はバイリンガルであったからこそ、広がった世界があり、フランス語という第3言語が学びやすかった。
今でも1年ずつしか通ってない中高の友達と仲が良く、去年の冬はうちでお泊まり会、今年の夏はそれぞれに会うのが忙しかったようだが大学の話なると決まって、
「フランスにも大学あるから!」
と言われる。
フランスに戻ってくれば私たちもいるし、学費もほぼかからない。
でも、海外に行けば費用がそれなりにかかるだろうけどうちはない袖はやっぱり振れないから奨学金で行くように伝えてある。
バレエダンサーを目指す子達、若くして海外留学を果たした子達などは、語学は堪能だろうと思う。
そこに学びを続けていれば、バレエダンサーとして成功できなかったとしても大いに軌道修正できる。
高卒資格さえあれば、たとえ中受で失敗しようともハイレベルな高校に入れていなかったとしても、バレエダンサーの道を諦め、挫折したとしても海外の大学に入れるチャンスはある。
あとはモチベーション・レターの書き方次第である。
若さと言う強み。
20歳でもダンサーの道を諦めても、30歳で諦めても学び直しで新たな道が開きやすい。
だから、せめて、高卒の資格をとって欲しい。
日本にはバレエダンサーに対する年金も人生の補償も一切ない。
怪我したら終わり。
自己負担。
病気をしても自己負担。
国民年金がもらえるのは現在のところ65歳から。
考えてほしい。
将来の事を。
バレエダンサー人生のその次を。
語学が堪能であるなら、それを活かせる手段はいくらでもある。
だから、未来のバレエダンサーには高卒資格と語学だけは自由自在に扱えるよう身につけていってほしいと思う。
バレエダンサーとしてのキャリアを終えた後のこと。
服部智恵子氏自身もロシア語と日本語のバイリンガルで初代日本バレエ協会会長、そして娘のワトソン繁子氏も日本語と英語に堪能で米国大使館妻として、ダンサーとしての誇りを失わず、日本人として世界を渡り歩いた。
人生は続く。
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