🇫🇷フランスの大学の値上げ!学士や修士課程に日本人が入学する場合の学費
フランスの大学は以前は世界中の人たちがほぼ同価格で学べていましたが、2026年5月のフランス政府により、EU圏外の学生への大幅な学費の値上げが発表になりました。
私自身、去年は学士(licence)の続きだったので、手続きが簡単にEU圏内の学生とほぼ同じ金額でしたが、最初の手続きで大学側のシステムエラーで2838€が表示され、驚きましたが大学に確認したところ、その後の資料の提出もなく、下記の学費が提示されました。
下記は去年の大学に支払った最終金額。
| 摘要 | 金額 |
| hors UE ( EU圏外) | 121€ |
| Frais de gestion – hors UE Droit plein (事務手数料 – EU圏外居住者:授業料全額免除) | 23.00 € |
| SCD – bibliothèque – hors UE Droit plein (図書館利用料 – EU圏外居住者:授業料全額免除) | 34.00 € |
| 学費 | 178.00 € |
さて、問題の今年ですが、マスター(修士)に進学するにあたり、EU圏内の学生に近い金額で学ぶ場合は必要書類がいくつか必要でした。
私の場合は、学士を終えた大学の修士で学ぶことにしたので、学部の事務の方が個人的にどの資料が必要かを教えてくれましたが、日本から直接フランスの大学の学士や修士で学ぶ場合には、
- Licence 2902€ (約54万円)
- Master 3950€ (約73万円)
がかかるようです。
まず、EU圏内のマスターの学生と近い学費を申請する場合は、大学によって異なるとは思いますが、
「Les droits d’inscription pour les étudiants étrangers」
というような書類の記入が必要になります。
⚫︎詳細はフランス政府の高等教育(よくある質問 | EU圏外の学生の授業料は異なります)のサイトを参照にしてください。(フランス語)
⚫︎留学生が多く学ぶソルボンヌ=ヌーベル大学のサイトのリンクも分かりやすいので貼っておきます。(フランス語)
学費の免除申請で問われるのは、
- 経済的困窮者
- 家族の状況
- 障害の有無
- 健康状態の問題
- 難民であるか
また、
- 過去2年間の学業状況
- 過去2年間のフランスでの納税の有無
- フランスの10年ビザの有無
- 2018年から切れ目なく、継続的にフランスで学生である人
- 博士号の学生
などなどです。(大学によって異なると思います。)
そこで資料を全て提出し、大学側から認証されると学士は178€、修士は255€での学びが可能となります。
数十年前は費用無償で学びの機会をEU圏外の人たちも得ることができたと聞きますから、今年の値上がりはかなりキツい値上がりのように思います。
ちなみにそれ以外に、105€のCVEC代が全ての学生にかかります。
日本から直接、フランスの大学にて学士、及び修士で学ぶことを検討中の場合はこの大幅な学費の値上がりを考慮する必要が出てきたので、検討中の方は注意が必要です。
逆に、すでにフランスで数年間学んでいて、納税などを行なっている場合はフランスの10年ビザがなくても減額の対象となると思われます。
私自身の話をすると、昨年末にフランスの10年ビザを取得できていたおかげで、255€の学費で9月からも学びを得る事がきる予定です。
日本のバレエダンサーのセカンドキャリアをどうするか、日本でバレエダンサーとして活躍する優れたダンサーたちの生活費稼ぐためにはどういうシステムを構築していけば、日本も西欧のバレエダンサーのような職業バレエダンサーとしての暮らしができるかを今後も探っていくつもりですが(日本政府の介入なしでは西欧と同じような経済的安定を求めることは不可能なことは百も承知です。)、今年からは大学生活に加えてフランスで仕事も始めるのでどこまで、ブログでアップしていけるかは未知数です。
- 日本人の優れたバレエダンサーたちが学びを深め、バレエダンサーとして素晴らしいキャリアを全うした後に、セカンドキャリアをどう生きれるかを探っていきたいし、
- 小牧正英が提案したように職業バレエダンサーとしての人生を日本でも、コール・ド・バレエから送れるようになれば素晴らしいことだと思い続けています。
そのために、日本のバレエの歴史を探り、フランスでのバレエにおけるシステムを少しでも理解しようと探り続けていきます。
| 名前 | 生年 | 没年 | バレエ団名等 | その他の情報 |
| エリアナ・パブロワ (霧島エリ子) | 1897 | 1941 | 鎌倉 パブロワ・バレエ・スクール | 貴族?旅芸人? 慰問先の南京で死去。日本に帰化 |
| オリガ・サファイア | 1907 | 1981 | 日劇ダンシングチームのバレエ教師 | 日本人外務官の妻 ロシアのダンサー |
| 橘秋子 | 1907 | 1971 | 橘秋子舞踊研究所(橘バレエ学校の前身) | 実家、宇都宮の家格の高い農家 |
| 服部智恵子 | 1908 | 1984 | 服部・島田バレエ団 | 父、ロシアで貿易商 |
| 東勇作 | 1910 | 1971 | 東勇作バレエ団 | エリアナ→オリガに師事 |
| 牧幹夫 | 1909 | 1970 | 牧阿佐美の父、インド舞踊研究 | 実父、宇都宮で弁護士 |
| 小牧正英 | 1911 | 2006 | 小牧バレエ団 | 岩手県の富裕層の家(醤油販売商店)、画家を目指 |
| 松尾明美 | 1918 | 2013 | 松尾明美バレエ団 | 1946の全幕白鳥でオデット/オディール。渋谷区生まれ |
| 島田廣 | 1919 | 2013 | 服部・島田バレエ団 | 韓国生まれ |
| 貝谷八百子 | 1921 | 1991 | 貝谷八百子バレエ団 | 父、九州の代議士、規格外の富豪 |
| 谷桃子 | 1921 | 2015 | 谷桃子バレエ団 | 父、兵庫県で外国の商社勤務 |
| 近藤玲子 (貝谷の姪) | 1923 | 2009 | 読売ランドの 近藤玲子水中バレエ団 | 宝塚で扇千景や淡島千景を指導 |
| 松山樹子 | 1923 | 2021 | 夫、清水正夫を団長として松山バレエ団設立 | 父、兄共に競馬調教師、鹿児島出身 |
| 薄井憲二 | 1924 | 2017 | 東大出身、東勇作バレエ団所属、元日本バレエ協会会長 | 東京生まれ、戦後、4年間のシベリア抑留 |
| ワトソン繁子 (笹田繁子) | 1926 | 2003 | 服部智恵子の娘、インド舞踊家 | 戦後間もない米国に渡り、米国市民権を取得 |
| 太刀川瑠璃子 | 1927 | 2008 | スターダンサーズバレエ団 | 成蹊小学校、東京女学館卒業 |
| 大瀧愛子 | 1928 | 2007 | 大瀧愛子バレエ・アート(タカラジェンヌの指導で有名) | 1953単身渡米バレエ留学 |
| 日本バレエ協会 | 1958発足 | 1946東京バレエ団が発端 | 1957のボリショイバレエに影響され、再集結 |