🇫🇷フランスの田舎公立中学校のイベント(音楽発表会)は、平日20時始まり、翌朝朝から授業。
今週は、木曜日、金曜日で娘の中学最後の音楽発表会。
去年まではダンスも加わった照明付きの大掛かりなイベントだったが、今年はダンスの先生が事故で骨折してしまい、やむなく軽音楽部と合唱部のみのコンサートで、学校の体育館ではなく、中学校のある街の複合施設で行われる。
イベントの名前もそのまま、「ザ・コンサート」だった。
フランスには部活動がないと言う声を聞くが、少なくとも娘の通う学校にはあるし、生徒達も毎年のこの発表会を毎年楽しみにしていて、それは先生達も保護者も一緒。
娘の中学で一番盛んなのはフェンシングで週3日、そして、陸上競技、バレーボール、卓球、ダンス部が運動部としてはあって、軽音楽部と合唱部がある。
いずれも日本の部活動の練習量の比ではないけれど、フェンシングや陸上は県大会や泊まりがけの遠征に行ってる子もいると聞く。
娘はダンス、軽音、合唱部を掛け持ち。エレキギターと合唱。
いずれも週1だから、日本のそれと比較すると本格的な部活とは言い難いかもしれないけれど、日本の家庭科部や、囲碁部、美術部などの週一の活動と同じような感じ。
季節外れの猛暑の中、今年も行われた学校行事、スタート時間が20時。終演21時30分。去年まではダンスがあったから、終演が23時近くで二日目は保護者も片付けを手伝う関係で、帰宅が24時だった。
日本でそんな学校行事があったら間違いなく保護者からのクレームが入るだろうと思う。
でも、ここではこれが結構、当たり前。
バレエの発表会なんかも19時、20時開始で終わりは23時を回ることも珍しくない。
国が変われば、常識が変わる。一般常識の概念が全く違う。
おかげで、この3年でだいぶ物事に動じなくなった。
娘の通う公立中学校はど田舎の畑の真ん中にある中学校。田舎ならではで、スクールバスが近隣の村々を回っている。遠い子はスクールバスで1時間くらい。5、6箇所の村の子達が集まって街である中学校に行くけど、そこも結局、畑。
本当に空と畑が綺麗な場所。
日本でも公共機関の少ない農村地はスクールバスが走っていると思うが、そんな感じ。そして、今年からは学区内の高校にも便のいい公共のバスないし、スクールバスが運行されるかもしれないと言う話を前回の保護者会で高校の校長がわざわざやって来て話していた。
そんな田舎。
木曜日の昨日、朝8時からの授業を受け、16時に帰宅した娘。
そこから、18時にお弁当を持って会場へ。もちろん私はタクシーで友達を1人拾ってから一緒に。親は一度帰宅して19:30の開場に合わせて行くようだから、往復で時間を取られて結構きつめのスケジュール。
去年はダンスの子もいたから300人くらいいた参加者も今年は半分くらい。ほとんどは合唱の子達で、15人くらいが音楽担当。去年まではエレキギターの子も数名いたのに今年は娘だけだったから、軽音部の男の子のパパが駆り出されてた。
私たちが会場に着いて、席を探して座ろうとするや否や、見たことも、話した事もないそのギターのパパが私の前にやって来て、
「娘さん、僕の隣に座って演奏するから、こっちの方が見やすいですよ!」と。
夫に何で、私が母親って分かったんだろう?って聞いたところ、めちゃくちゃ冷静に、
「君以外に、ここにアジア人いる?」
「あ…。」
そう、このど田舎の中学校、東南アジア、南アジア、東アジア含めてアジア人娘だけだった…。
そんな学校だからか、皆、娘に優しいし、下の学年の友達も多い。
パリやパリ近郊ならもっと中国系の人たちが多いのだろうけど(特にパリ13区や19区、ディズニーランド周辺は中国系が多い)、パリから随分と離れた村。パリ直行の電車もあるけれど、1時間に一本。
不便だから、移民が少ない。辺りを見渡しても毎年のことながらヒジャブのお母さんもいないし、ブラック系の人は全体の1割ほどいるけど、完全に移民だろうと思われるのは私だけ。
最近パリでは英語が話せる人が増えてきたし、パリの15、16区辺りの私立中学校辺りでは子供達が英語を話せる子も多いようだけれど、この辺はフランス語しか伝わらない。英語を話したくないんじゃなくて、話せない。
もう一度書く。
フランス人でも田舎のフランス人は冷たいから英語を話さないんじゃない、話せない!
こっちがどんなに理解しなくてもフランス語で何度も聞いてくるけど、パリだと顔見ただけで即効英語になる事もある。
つまり、日本と似てる。
東京の中心なら英語が話せる人も多いだろうけれど、郊外に行くと無理な人が多いと思う。この辺も、フランス語以外本気で無理な人が多い。
だから、私のものすごく拙いフランス語であっても、この3年ですごい上達したわね!と褒めてくれる人多め。つまり、田舎のフランス人は優しい。
そして、もう一つ付け加えると、夫の子供の中学校はパリに近かったのだが、こんなイベントは一切なかったから、一度も子供の学校行事に行ったことがないと言っていたので、もしかしたら娘の通う公立中学校が特殊なのかもしれない。
以前、予防接種で来た学校医も
「あの学校、いい学校ですよね!」と言ってたくらいだから。
また話が逸れたけど、1時間半のコンサート、今回のテーマは80年代、90年代の映画や音楽。
だから、子供もさる事ながら、大人がノリノリ。なぜなら自分たちの世代!
と言うことで、1時間半手拍子やり続けた結果…手が痛い。
“Let’s go” と”ハレルヤ”で始まって、Green day の”Basket Case”で締め。途中にはオーシャンゼリゼ〜を観客も合わせて大合唱(笑)
ちなみに娘曰く、オーシャンゼリゼーの練習始めた時、この歌を知らない子達が結構多かった事に驚いたと。日本ではフランスと言えば、この曲!と言うくらい有名だけど、この田舎は知らない子がいる事実。
やはり、日本とフランス、結構違う。
盛り上がりに、盛り上がったコンサート。
帰宅は22時。まだ外は明るい。
アドレナリン出過ぎでなかなか寝れないと言っていた娘、今朝は珍しく1人で起きてこず…結局私が学校まで送る事になったけど、どうにか朝から学校へ。
さて、今日のコンサートは中学最後の大イベント。何時に帰宅になるのか…。これが終わると、1ヶ月後にはBrevetと言う中学卒業認定試験が控えている。
そして、夏休み。
残り少ない中学生活を思い切り楽しんでほしい。
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