🇩🇰デンマークのホストファミリーと話して感じた幸せの国デンマークの移民問題や金銭感覚。

ホストファミリーと言っても30年前にお世話になったホストファミリー。

今回は11年振りだったにも関わらず、家に入ると何も変わってなかった。

そこには私の成人式の写真、バレエを踊っている写真、私と子供達の写真がホストファミリーの子供達、孫達と共に数カ所に飾られていた。

だから私にとってはデンマークの本当の家族のような存在である。

そんなホストファミリーに日本のバレエの低収入の状況、アルバイトをしないと生活できない状況を説明し、その上で、だから今フランスの大学で学んでいることを話した。

シンプルに驚いていた。

デンマークではバレエダンサーになる事自体狭き門だが、バレエダンサーになったらアルバイトをしないといけないという状況には陥らない。

それは国の援助があり、高度な福祉制度が整っているからゆえである。

税金の半分を持っていかれるのも多くのデンマーク国民は納得している。それは充実した社会福祉制度の下で国民1人1人がその恩恵を受けていることを分かっているから。だから、幸せの国デンマークと言われる。

SUがあり、大学まで無料の制度。

社会に出るのも、他国と比較するととても遅い。

それはギャップイヤーを取ったり、フォルクスコーレに行ったり、大学前、大学生活中などの若い時期に寄り道する時間が長いから。

また、デンマークは「北欧」の中でも特殊だ。

北欧は雪が多い、山が多いというイメージがあるかもしれないが、デンマークはパンケーキのような国。私が大好きな「空の山」と言う湖に囲まれたその場所は150mほどしかない。その付近がデンマークの最高標地点(本当は近くの小高い丘が一番高いけれど…)。雪もほとんど降らない(今年は例外的に多かったらしい)。

それに、「北欧」の中でも一番日照時間が長い。先日デンマークに行った時に話したスウェーデン人の子はコペンハーゲン在住15年。ストックホルムよりも暮らしやすい理由の一つに日照時間をあげていた。

デンマークの夏はとにかく長い。それはスウェーデンも同様かそれ以上で、起きてる時間中はずっと明るい印象。でも冬は…通学時真っ暗、帰宅時真っ暗。

学校で授業を受けているわずかな時間が明るかったが、ストックホルムよりは日照時間が長いらしい。

そして、アルコールもスウェーデンより安い。

コペンハーゲンのセブンイレブンでお水を買おうと思ってその横のビールの値段を見たら、水よりビールの方が安くてびっくりした。

ビールはデンマーク人の水…。

そのくらい私のホストファミリーも飲んでるし、高校生だった時、クラスメイトは学校に行く前、学校のお祭り中ずっとビールを飲み続けていた。

※今は分からないけれど、私がいた30年前のデンマークの公立高校は学校でパーティーがある度に、学校のパーティー会場でビールが売られてた。夜中、パーティーがお開きで帰宅する頃は高校生ヘベレケだった。

それくらいビールが大事な国。乾杯の歌もある。

そんなデンマークでも問題はある。

やはり、移民問題。

ホストファミリーと話していて、最近は「ゲドー」と言う地区に「ギャング」が増えてきている、と話していた。

昔から移民はいた。

何度も書くが、私の当時の友達ヨルダン人のバレエの友達はデンマークに親戚全員で移住した移民。それでも彼女はデンマークが嫌いだった。デンマークの充実した福祉、恩恵を受けていたのに「カルチャーが合わない」と文句を言っていた。

今は、そういった移民が増えているのだと思う。ホストファミリーがもう移民はいらない。もちろん、良い移民の方が多いことは知っているけど、私たちの高い税金は私たちの未来のために使いたい。

そう話していた。そして、私が「未来の子供達が心配なんだ。」と話すと、

「そう、まさに!だから私の子供の1人(私の前では名前で言ってる)は、彼の彼女と未来が心配だから、子供は欲しいけど、現状が可哀想だから今はいらないと考えてる。」と話して言っていた。

その反面、移民は3、4人子供がいることが多い。なぜなら、働かない(働けない)女性が多い。これはフランスの移民でも同じことが言える。

我が子のソマリア人の友達はノルウェーに移民として住んでいたのに、なぜか私たちと同じ時期にフランスに移住してきた子がいるが、彼女も3人兄弟。

彼女自身はとても良い子だけれど、子供ながら自分たちの権利は突き通そうとする様子が逞しいと感じることが多々ある。

フランスのサン=ドニと言うアラブ系移民が多い街に行けば、それこそ駅前で集まってるのはアラブ系のおっちゃん達、カフェでくつろいでいるのはやっぱりアラブ系のおっちゃん達。女性がカフェにいても、それはヒジャブなしのサン=ドニ大聖堂を見に来たであろう白人系のご婦人達。アラブ系の女性がサン=ドニのカフェでくつろいでいるのはまだ見ていない。なぜか。

※私はサン・ドニ大聖堂の雰囲気が好きで、駅から徒歩数分の大聖堂までたまに行く。ここにはマリー・アントワネットをはじめ、フランス王家の人々が埋葬されている。

また、フランスはブルカは禁止だけれど、サン=ドニを歩いていると、たまにブルカの女性とすれ違う。

もちろん、アラブ系だと思われる女性はほぼヒジャブ。

最近、インスタによく流れてくる映像ではサン=ドニ周辺で取り締まろうとした警察に向かって大量のその近辺の住民が殴りかかろうとして、警察が一気にパトカーに乗り込んで逃げ去る映像様子が高層マンションの上から撮影されていた。

警察も束になられると介入できない場所。なぜならそこは極左の政権が強いから。

つまり、フランス人となった、かつての移民が自分たちのルールを適用させるためにその地区の代表を選んでいると言う構図。だから、警察もその地区で決められたルールに従うしかないのだそう。

これは果たしてフランスの移民政策が成功し、共生できてると言えるのだろうか?多様性が成功した例なのだろうか。

デンマークにもこういう地区が広がってるのかもしれない。

私がこの目で確認したわけではないけれど、ホストファミリーがキーワード的に「ゲドー」と「ギャング」と言う言葉を頻繁に口にしていたのが印象的だった。

ちなみに私のホストファミリーはボーボーパリジャン的な感じではなく、ユラン半島の緑多い場所に住んでいる。だから、余計に昔ながらのデンマークの暮らしがしたいのかもしれない。

コペンハーゲンはと言うと、フランスほど移民は見られない。

唯一、マックで走り回ってる10代男子いるなぁと思って見たらアフリカ系だった。

でも、英語が普及し、行った先の洋服屋さんでは従業員アナウンスが英語で、従業員同士が英語で話している様子も伺えた。

そして、ホストブラザー曰く、お店によってはデンマーク語を話せないレストランも増えてきているから、コペンハーゲンに住みながら英語を話すことは必然だと言っていた。

そんなデンマーク、以前は

小5くらいで始まった英語教育が現在は低年齢化していると言う。

バイリンガルじゃないと生きていけないデンマーク🇩🇰

でも、母国語であるデンマーク語もとても大事にしている。デンマーク語は世界中で発音が汚い言語の一つって、冗談言っている時に使うのもデンマーク語。

それは昔から変わらないジョーク。

そこにデンマーク愛があるから笑って言える。

誕生日やちょっとしたパーティーではデンマーク国旗だらけ。庭にデンマーク国旗を日常的に掲げている家も少なくない。

私のことを30年前にサポートしてくれていた知り合いのおじいさんは、私が来る!と言う理由だけでデンマーク国旗を庭に掲げてくれた。それくらいデンマーク人はダンナボウ(デンマーク国旗)が好き。

そんなこと、日本でやったらナショナリストだなんだって罵られるかもしれないけど、この記事を書いてて思い出したのは、私の祖父は休日になると玄関前に日の丸を掲げていた。公共のバスがやるように。

自国民が当たり前のように自国を愛すること。

そして、私のように他国に住んでいる移民が、現在住んでいる国を愛し、その国の文化を受け入れ、自分が自国から持ってきた文化をその国に押し付けないようにする事ができたら平和に一歩近づけるような気がする。

にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ バレエへ
にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
PVアクセスランキング にほんブログ村

Yoshiko

元シングルマザー&元クラシックバレエスタジオ運営・代表講師。フランスの大学に行くため一念発起して長期学生ビザ(visa étudiant)を取得して母娘でフランス移住🇫🇷一度目のフランス長期ビザ却下をえて、現在パリ郊外で田舎暮らし中。

おすすめ