また一つの家庭が離婚する。
2022にフランスに移住してからもうこれで何組目だろう…。
自立している女性が多い国は離婚が多いとデンマークに留学した30年前から聞いていたけれど、ここフランスもそう。
🇩🇰デンマークも離婚家庭、再婚家庭が多い国の一つで、女性の社会進出は30年前から当たり前となっている国の一つ。本当に多い…。
もう何組目か分からない…。
私も離婚してる。デンマークで言われた例に漏れず、とりあえず自立してた。
離婚関連の記事はこれで4回目。
最初は私や夫の離婚理由、2回目は周囲のフランス人、他は共同親権のことなど。今回また久しぶりに書いてるのはものすごく仲良くしていた家族が離婚するショック。
2年半前、私たちが結婚する時に、私たちは3年後、結婚20周年記念だから、その時は盛大にパーティやるからね！ってめちゃくちゃ嬉しそうに話していたのに…
何がどうしてそうなっちゃったのかが分からない。
今年の7月の上旬にも知人のパーティーであったばかりだった。
家族で参加して、私の愚痴を散々聞いてもらったりして、
「じゃあ今度ワインでも飲みながらウチでゆっくり話そう❤️」
と言ってくれていたのに…。
それを楽しみに日本に帰省した数日後、
夫から、あの夫婦離婚するらしいよ…と。
「はっ？」
まさかすぎて頭がしばらく回らなかった。
子供の年齢も近いし、女子だし、子供達も仲が良かったから、「ウチでゆっくり…」の話をしていた時も娘たちも一緒に聞いていた。
私が離婚の事実を伝えると、娘たちは
「どこでママの愚痴聞いてもらうの？」と。
どこに行けばいい？
。。。
離婚理由？
もう、フランス的すぎるけど、奥さんに彼氏ができたから。
でも、今の旦那さんの事も愛してる❤️から必要。
だからこの二重生活が…と言う話だったらしいけど、それは今の旦那さんが拒否ったらしい。
だから、7月に話した時にはすでに彼氏なるものがいたのだと思う…あくまで推測だけど。だって、夫からその話を聞いたのも7月だから…。
ちなみにフランスの大きな離婚理由の一つにもう一つDV、家庭内暴力もある。
下の子の学校の子の親は、ママが入院するほどの怪我を負ったらしい。ご両親どちらも知っているけれど、2人ともとてもチャーミングな人達。
人は見た目では分からないのだと改めて思う。
ちなみに現在の夫の元妻は、夫が離婚（彼女の浮気が原因）をすると言った際、キッチンのお皿を片っ端から割った後、包丁振り回して植木とか家具とか滅多切りにした挙句、それを止めようとした夫の腕を切ったから、耐えかねた夫は警察を呼んだらしい。
その後、警察官に取り押さえられて、警察に突き出すか聞かれた夫は、子供のことを考えて突き出す事はしなかったらしいけど、それを目の前で見ていた子供が今でもトラウマを抱えている。
その後、夫は子供と2人で１週間ほど自分の妹の家で避難させてもらっていたらしいし、かなりの修羅場を乗り越えてきた現在の夫とその子供。
それでも、母親と住むことを選んだ夫の子。
夫は…
気性は荒いけど、今は穏やか。洗脳が解けたと言っている今日この頃。
だから、必ずしも家庭内暴力は
男性→女性
とは言えないと言うことを学んでいる。
案外、
女性→男性
も多いのではないかと、夫の話を聞いて思う。浮気も然り。
そんなこんなで、最近再び思うのは、
国際結婚大変！
文化の違い大変！
異国生活のストレス、義実家のストレス！
とよく聞くけれど、同じ国でも違う国でも「価値観」が大切だなぁと思う。
何が生活の中心か。
ちなみに私は今だに、別れた夫の実家、子供達の生物学上の祖父母と仲が良い。私の実家も毎年、お中元等、離婚した今でも送り合っている。
理由は、孫の祖父母という関係は変わらないから。
それで、今年の夏、元夫のご両親にコロナ後はじめて子供達を見せに行ったのだけど（コロナが出回り始めた頃にだいぶ前から予定していたにも関わらず、「関東から来るな！」と言われ、その後、マスク解除まで断られ続けた。）、その際に、
「先祖の墓参りに一緒に来てちょうだい。」と言われ、
「もちろんです！」と答え、
お寺に行ったら住職さんに、
「息子の嫁です。」と紹介。。。
離婚してもう、12年くらい経ってるのだが、気付いておられるのだろうか？
気付いてなかったら、改めて12年前に離婚した旨伝えたほうが良いのだろうか…と帰りの新幹線で本気で悩んだ。
義実家のストレスというものは、国際結婚だからあるわけではなく、日本語だから話が通じて快適なわけでもなく…
というのが私の経験。
おかげで、この夏経験値がパワーアップしたと感じた。
＜価値観＞…そう、価値観。
だから、とても大事。
その親の価値観も含めて（現在の夫のご両親はかなりの人格者で、特に義父の言葉に何度も助けられている）、何が自分の軸となっているか、何に重点を置いて生きてるかによって、それぞれの「結婚」の難しさが分かれるのではないかなと思ったのでした。
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