🩰🇫🇷パリ・オペラ座バレエのエトワールのレッスンが受けられるレペット財団のイベントが神。

遡る事数週間前。

ボーっとネットを見てたらイベントのお知らせが。

なんと、オペラ座バレエダンサーから直にレッスン受けられる機会と書いてある!!しかもエトワールの名が!

⭐️レペット財団主催のイベント。

私が受けられそうなバレエ講習会に2人のダンサーの名前。

エトワールのレオノール・ボラックと去年エトワール引退したミリアム・ウルド=ブラームと彼女の夫で現役のパリ・オペラ座バレエダンサーのミカエル・ラフォンのマスタークラス。

予約しようとした時点で全年齢、どのレベルでもOKのレオノールの枠は0。

ミリアムの枠の方は15歳以上、発展クラスだったためか、まだ余裕があったから上の娘と私の2人分を何も考えずに申し込んでみた。

下の娘はバレエじゃなくてコンテンポラリーが良いと言うのでコンテ。

このイベント、アフリカなどの国々を支援するためのイベントでこの全ての講習会の費用が1人15€、つまり1人2400円ほど。

パリ・オペラ座バレエのダンサー達のレッスンが15€≒2400円で受けられると言ったら日本だったら申し込み直後の5分でやそこらで枠が埋まりそうなのに、なんと、30人ほどの12歳から14歳の枠はその後も数日かなり空きがあって、年齢も12-14歳から若者枠に変更になってた!

日本だったらこの歳の枠が1番最初に埋まる事間違いなしなのに!!

フランスは前から書いてる通り、コンテンポラリーの方が人気だしポピュラー。

だから下の娘がやった枠も割と早い段階で埋まってたのに、クラシックバレエ…。

そして迎えた講習会。

バレエを行う場所はスタジオが前後ほぼガラス張りで左右は壁。

下の子のコンテのため、だいぶ早めに着いていたから12歳からのレッスンやレオノール・ボラックの講習会の様子も外から思い切り見る事ができた。

美しい。

とにかく美しい。

レオノール・ボラックはアフリカなどにも積極的に行って子供達と交流したり、フランス国内では小児病等を衣装で回ってそこで入院している子供達にエールを送ったりと、自分のためだけじゃなく、バレエを通して世界を明るくしようとしてる人。

声こそ聞こえないけれど、柔らかなオーラが外からでも伝わってくるようなアンシェヌマンだった。

そのクラスはちなみに速攻で枠が埋まっただけあってほぼバレエ初心者のマダム達。30分程でギブアップしている方もいた(決してレッスン内容が難しかったわけではないと外から見ていて思う)。

1人だけ12、3歳くらいの上手な子がいた。それで、その子だけ後半、センターポアントでやっていて、よく見てもらっていたみたい。

そして、私が受けたクラス。

年齢と雰囲気で言うと、超初心者の人はさすがにいないけれど、大人から始めたマダム多め。

15歳以上のクラスだからうちの上の子(16歳)くらいの年齢の子も数人いて、全部で3、40人。

年齢も予想外(?)に私くらいの人が結構いたり、1番上の方だと70代は超えていらっしゃるだろうマダムがその前のクラスと合わせて2クラス受けていてその体力に驚き慄いた。

肝心のレッスンはもうこれが、15€で受けても良いのだろうか????と言う贅沢な時間だった。

終始ご夫妻でレッスン会場内を周り、数少ない若い子を中心にアドバイスをしていてもれなく娘も数回注意をいただくと言う貴重な経験を。

フォンドュとグランバットマンの時はミリアムが私の目の前でアンシェヌマンを見せてくれたから頭が噴火しそうなくらい舞い上がってしまって、その2つは何一つ覚えられなかった。。。

彼女が放つオーラ、アームスの使い方、指先、発するフランス語の柔らかさ、アンデオールのハンパなさ…等。

美しいブルーの目を永遠見てたかった。

もう観客の一人としてずっと、彼女を見ていたかった…。

残念ながら床が硬くて(リノの下がコンクリート)、グランジャンプはやめておくねと言う参加者への心遣いも一流だったし、何より途中で乱入してきてママ(ミリアム)の足にくっつき虫をしていたお子さんが可愛らしすぎてその様子にも幸せをたくさんもらった。

レッスンの後は昨年行ったジゼル(ミリアムの最終公演)のプログラムにご夫婦からサインをしてもらい、4人で記念の写真撮影も撮らせてもらった。

3年前にパリのオープンクラスに5回ほど通って以来バレエを全くしてなかった私。

超久しぶりのバレエがパリ・オペラ座のエトワールのレッスンって自分でもちょっとどうかと思うし、背中の肉がアラベスクで気になって、気になって仕方なかった。

けど、改めてバレエの素晴らしさ、魅力に浸れる1日だった。

踊れる体力があることに感謝。

それにしても…

フランスのクラシックバレエと日本のバレエ、子供達の人数、熱量、底辺の大きさの違いに改めて驚かされる。

アジアはクラシックバレエ。

ヨーロッパはコンテンポラリー。

踊りを通して子供達の情操教育が養われる。

それをこう言う形で活動しているレペット財団の取り組みに敬意を表したい。

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