🩰フランスの大学で踊りとは何か?自分の意思表明とは?を考えさせられた。

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怒涛のような1週間だった。

踊りの在り方をものすごく考えさせられた。

なぜ人は踊るのか。

私が現在行ってる大学、以前行っていたソルボンヌ・ヌーヴェル大学の語学コースばりに世界中の学生が集まっている。

でも違いは語学の文法ではなく踊りの理論を学ぶ。

基本のフランス語があってその上で踊りに関する議論がなされる。

だから、もちろんフランス語は当たり前のように話されるのはもちろんのこと、英語とスペイン語が飛び交う。。。

英語は世界共通語で、スペイン語はスペイン語圏から来てる学生が多いから。

スペイン語…

数字と挨拶しか知らない…

人によってはフランス人でも英語とフランス語がミックスの人もいるくらい語学に堪能な人が多い。

3カ国語話せるのは当たり前。

言葉はコミュニケーションのツールでしかない。

そして、この1週間で特に学んだ大きな事は、生徒という立場でも自分が納得できない場合は意見を表明するという事。

良きにし悪しきにせよ。。。

詳しくは書かないけれど、ある講座への出入り禁止を言い渡された子がいた1週間でもあり、生徒も先生も皆疲れ切っていた。

通常、コミュニケーションは言葉で取る。

でも、私たちにとっては踊りもコミュニケーションのツール。

自分の意思表明。

授業への出入り禁止になってしまった子は、踊りで表現するべきところを異なる方法で表現してしまった。

学期の最後の最後で。

おかげでクラスメイトの子達と深く話し合える一週間でもあった。

様々な国の学生が集まって、様々な意見がある。

文化の問題なのか、人間の問題なのか。

日本では自分の意見を言うことがタブーとされることが多い。

学校では先生に従い、社会に出た後は上司に従う。

そして、少しでも口答えしようものなら、「反抗的なヤツだ」となる。

見た目も重視され、品行清楚が良しとされる場合が多い。もちろん、例外もあるし、原宿や渋谷、下北沢などに行ったら髪の色も様々、目の色(主にカラコン)も様々なおしゃれな人たちが多くいるけど!

フランスの大学には様々な人がいる。

肌の色も様々。元々の目の色も様々。元々の髪の色も様々。

そして自らの選択で、

オレンジ色の髪の人、

タトゥーだらけの人、

ピアスだらけの人も多くいる。

だからいろんな価値観があって面白い。

外見がタトゥーだらけだから、態度がめちゃくちゃかと言ったらそんな事は全然ない。

顔中ピアスだらけだから、素行が荒れてるかとというのもない。

実際は割とちゃんとしてる人が多い。(このちゃんとしてると言うのも人によって基準が違う。)

ちなみにフランスにはSylvain Hélaineという全身タトゥーだらけの学校の先生がいる。

他にはない見た目から、多くの保護者からクレームがあり、2020年頃、学校の先生を一度はクビになったというニュースが日本でもあった。

でも、2025年現在、彼の話し方や教え方が他にはないくらい分かりやすく、子供達もその人柄を見て慕っている子も増えたと言う。

それで次第に見た目じゃなくて中身だと認めるフランス人も増えてきたらしい。(実際はまだネガティブな意見が多く存在するけれど。)

価値観を知り、それを自分の中で受け止める。

でも、時に、それを完全に拒む人もいる。

自分が育ってきた文化、歴史が一番と唱える人もいる。

私が今在籍する大学は私のように外国人で、ビザを取得してフランスで学んでるからと言っても、自分の譲れないとことがあれば教授たちに立ち向かう人たちもいる。

全てではなくとも、ある程度はこの国のやり方を受け入れるべきなのではないか?

と言う私の意見は見事に捩じ込まれ、隅に追いやられる。

日本人の私からしたらフランスの大学は寛容で融通性があると思うけれど、出身国、または個人の考え方によってはそうはとらえない人もいる。

文化の違い、人間の考え方の違い、歴史の違いで様々な価値観がある。

それをどうやって受け入れ、どう解釈し、言葉にするか。理解するか。

自分の軸となるところは変えず、どうすれば人に伝えられるか、それが今の私の課題。

主張があれば…

マニフェストしたければ…

パリ・オペラ座バレエのように白鳥となって踊りで表現するのも良い。

⭐️2019年クリスマス頃のパリ・オペラ座バレエによる政府の年金制度改革への抗議活動

声を荒げるだけが主張ではない。

けれど、時には言葉にしないと何を訴えたいのかまるで伝わらない。

美しいだけでは伝わらないことも多い。

その辺の匙加減が難しい。

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