子供がその習い事に才能があったり、ママがやらせたくてその習い事を始めた場合に多いステージママ。
ママと子供、ママと先生の程よい関係が保たれてれば良いけれど、中にはかなり激しいステージママもいる。
日本にかなり激しいタイプのステージママが多いのは周知の沙汰だと思うけど、この2年半,フランスで生活して思った。
フランスにも結構いる…。
私がフランスに来る前はフランスはクラシックバレエ🩰をやってる人たちにとって、ある種の聖地の一つ(⚠️私の個人的な思い。それ以外に私の聖地はロイヤルバレエのあるコベントガーデンだったり、マリンスキーやボリショイなどのロシアバレエ由来の場所)だったけど、現在音を立ててそのイメージが崩壊している…。
フランス=クラシックバレエ🩰
じゃなくて、
コンテンポラリー!!!
の現実だったり、フランス人はこう!みたいな日本の人が思うある種のステレオタイプ的なフランス人のイメージも全然違う。
っで、本題のステージママ。
フランスのお母さんたちは子供の習い事に一切と言うか、ほとんど口出ししないのだと思っていたんだけど、実態はそうでもない。
先日フランス人の友人と話していて何故か私が泣きそうになったのは、彼女が経営するダンス教室での出来事。
私も自分が日本でバレエ教室を経営していたから彼女の苦労が自分の事のように思われた。
彼女はフランス人には珍しいかなり本格的なダンスの先生。先生の熱意というのは生徒や保護者に伝わるもので、その結果多くの生徒が集まっていて1人で200人以上を指導している。
そしてこれまたフランス人には珍しく、生徒のダンス向上にも意欲的でコンクールなどにも積極的に参加させたり、学期毎に成績表も出したりしていて,大学の勉強だけでもヒーヒー言ってる私とは比べ物にならないくらいの努力の人。
その中で、成績表をもらった1人のママから何でうちの子が17/20点なのかと問い詰められたという。
フランスは学校でも全部20点満点中のいくつという計算。17点というのはかなり良い方なはずだけど、そのママは納得がいかなかった。
何故?
自分の子は成績を付ける試験際、完璧に踊ったから20/20が付いておかしくないはず!というのがママの見解。
でも、試験は外部の先生数人で見て出した結果。
どんなに完璧に踊っても、審査員の感性によって評価が分かれるのがダンスの世界。
徒競走のように早ければ、それで良いって言うものではない。
こに「感性」の評価が本当に難しい。
好みの問題でもあるから。
それで、そのママが何をしたかと言うと、グループライン的なもので(フランスにLINEはないけど。)周りのお母さん達に先生の評価が酷すぎると広めたと言う…😱
国を問わず、自分の子供が1番と思いがち。
他人の目から判断される習い事の時、その評価は必ずしもママの見解と一致しない。
先生の立場から考えたら本当にキツい。
私の友人が言ってたのは全体のほとんどはいいお母さん達なのよ。でもね、その一部の心無い批判が胸に突き刺さるって。
私も経験した事があるし、バレエの先生やダンスの先生、それ以外の先生でもきっとこんな経験した事がある人は少なくないと思う。
「感性」
どうやって評価されるか、どんなふうに捉えるか、国を超えても難しい。
こうやって文章を書いてても真意が伝わる人とそうでない人がいるように、一人一人の解釈が違う。
全員が納得できる答えなんてある訳がなくて、異論がある人も一定数いる。
その中で指導者としてどういう立ち居振る舞いができるかが大切なのだと穏やかに話す彼女の対応を横で見ながら考えた。
ちなみにその友人はこの件で3日間寝れなかったらしい…。
先生も人間です。
心があるという事を気づいてほしい。
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