アジア人強い。シンプルにそう思った。
結局、ファイナリストも入賞者もほとんどが日本、韓国,中国、アメリカ。
アメリカでもアジア系のアメリカ人が多いのに驚いた。
世界中から応募があってその中で選ばれてるはずだけど、ここに出てるアジア人ダンサーの多くがYGPと違って繊細で洗練された動きをするのに目を見張るものがあった。(言いたい事はただ一つ、年齢がYGPでいうシニアの子達に当たるため、体操的、アクロバット的ではないダンサーが多いという事)
だから、決勝の結果にも繋がってるのだろうな、と。
下記はフランスの記事だけど、その中で、日本人で決勝に進出できなかった子も含めてすごく褒めてる。
⭐️Dances avec la plumeのアメリー・ベルタンによるファイナルが決まった時の記事(フランス語)
https://www.dansesaveclaplume.com/1126831/en-coulisse/prix-de-lausanne-2025-les-selections/
他の記事で、決勝で入賞できなかった子の事も書いていたけれど、そこでも筆者は日本人の子を褒めてて、日本人の繊細な踊りが評価されてるんだなぁと再確認。
それで何で、アジア人が今とても評価されてるか、フランスで生活し始めて思った事…
めっちゃ努力する。
他の国は知らないけれど、フランスはバカンスがめちゃくちゃ多くて、高校生までは2ヶ月に一度2週間のバカンスがあって、トドメは2ヶ月の夏休み🌻
そして,なんと、バカンス中は通常の習い事が全てお休みになる!
そんな馬鹿な!!!って最初は思ったけれど、それが当たり前。
だから、クラシックバレエとかめちゃくちゃ基礎や練習が必要なものでも、バカンス中の講習会を別料金で取らない限り2週間や2ヶ月間、“お休み”になってしまう。
日本でバレエの先生をしてた私的にはちょっと信じられない…。
新学期始まった9月がきっと恐ろしいはず…
コンテがフランスで流行ってる理由はそこにも1つあるんだろうな…と思う今日この頃。
ポワントワークの指の使い方とか、5番でのスッスした時の洗練さとかものすごい細かいところが練習を積み重ねないと大雑把になりがちだけど、綺麗な子がアジア人にはとても多かった。
YGPでももちろん丁寧な使い方をしてる小さい子は多く見受けられるけど、それ以上に踊りの解釈が表面的だったり、大げさすぎたりするのは私、個人的には好きではないから、ローザンヌのダンサーを見てるとなぜかホッとする。(ミュージカルとか大好きだし、アメリカ的なエンターテイメントは好きだけど、バレエのバリエーションの解釈として体操的なのは好きではない。)
でも、身体的条件でどんなに良いもの持ってても、それを最大限に活用しないとトップクラスの未来のダンサーが集まる中では通用しない厳しい世界。
とは言え、たとえ入賞したとしても、決勝に残ったとしても成功するとは限らない。
残酷な世界。
ヨーロッパで活動したいと思った時に、努力だけではどうにもならない排他的要因が多すぎる。
身長、体型問題(手足の長さや顔の大きさ)、人種… どうにもならない。
基本、ヨーロッパのバレエ団で活躍するには権限はそれぞれのヨーロッパの国の人達の手中にあって、日本人の感覚とは違う事も多い。
身体的条件があって、ものすごい努力もするとカルラ・フラッチ(もう亡くなってるけど、すごく好きなダンサー)のようななんとも言えない表現力を醸し出す偉大なダンサーになるんだろうなと1人考えた土曜の夜でした。
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