🩰写真を整理してたらバレエ教室の思い出に浸りすぎてカオス 

最近、Google Photoから容量いっぱいだからスペースさらに増やすかどうするか聞かれている日々が続いていて、重い腰を上げて写真の整理を開始した2025年の年始。

古ーい写真が出てくる、出てくる。。。

その度にフリーズしてあの時はこうだった、どうだったと一人回想に浸る日々が数日続いている。

発表会でドンキやった時
ドンキのジプシーの場

ここフランスで日常を過ごしていると、本当にこれが過去に起きた事なのか夢の中だったのか分からなくなる。

自分でやった事なのに、他人事のような…

遠い過去。

私は極度の緊張症で、人見知りで…

だから、子供達との記念撮影も、集合写真もギャラリー側から写真撮ってる側だった。

「先生、子供達の写真に入ってください!」と促されない限り、隅の方でみんなの写真を撮るのを楽しんでた笑

だからほとんど私いない!!!

ドンキの一幕練習中

色々年代順不同の写真達。

ひたすら前だけ見続けて走ってきたバレエ人生。

日本でバレエをやってると周りにバレエの人しかいないのに、ここフランスにいるとバレエやってる人がいない。

今少しずつ、丸2年経って開拓し始めている周囲の人との関係性。

そうしていくうちに何となく、バレエと関わりがる人たちとも繋がり始めた。

ゼロだったのが1になる。

今までの人生も全部ゼロからのスタートだった。

私の好きな曲での創作

生徒ゼロ。

資金ゼロ。

コネクションゼロ。

全て手探りで、全て体当たり。

最初はお衣装屋さんでお衣装を新規に貸してももらえなかった。大手バレエ洋品店の割引だってゼロだった。

その前の段階として、生徒を集めたくてもチラシを配る資金もなかったから自分が作ったインターネットのサイト内の広告として、

「バレエ教えます。どこでも行きます。一回1000円。」

からのスタートだった。

1ヶ月後…

ゼロが2になった。

そして、4になり…5になり…

ディズニー色々

口コミだけで、こんなにたくさんの子達が集まってくれた。

本当にクチコミだけだった。

お金なかったから。

最初の頃はクリスマスには感謝の気持ちとしてみんなにオリジナルTシャツ配ったりしていた。

そのうち時間的に余裕が無くなっちゃって辞めちゃったけど、最初の5年くらいはものすごいスローペースでいつも気持ちが暖かかった。

エリートシンコペーション

おちびさん達の可愛らしいお話を聞いて、1番の立ち方伝えて…

みんな一所懸命で可愛らしかった。

パキータ

でも、みんなが上手になるにつれ、ちゃんとしたバレエを教えなくちゃダメだ!と思いはじめるようになった。

私が習ったような教え方ではなく、ちゃんと一人一人の体型を考慮した上でのレッスン。

足が綺麗でまっすぐな子も少数派ながらいるけれど、基本的には若干O脚の子が多い日本人。

O脚とまでは行かずとも、バレエで必要なアンデオールが難しい子がほとんど。

それをどうやって本来のヨーロッパのバレエに近づけるか…

骨盤、膝、足首から下がきちんとアンデオールされるためにはどういった訓練が必要か…

そういうことをひたすら考え続ける日々だった。

海賊、花園

その結果、徐々に子供達のスタイルに結果が現れ始めた。

まっすぐ立てるようにし指導してあげれば、子供達の足は細長く伸びてくれる!

完璧なアンデオールには程遠くても、バレリーナになれなくても一所懸命に頑張ることでスタイルが良くなれば、その後の人生も成功体験の一つとなって、前向きに生きていきやすいかもしれない。

私が目指していたバレエ教室は、

100人中、1人が目立って上手くなるバレエ教室ではなくて、100人いたら100人が美しくなれるようなバレエ教室。

そんなの無理なのは分かってるけど、そこを目指したかった。

才能のある1人の子を伸ばすのは簡単かもしれないけれど、いろんな体型の100人をその子、それぞれに寄り添いながら長所を伸ばしてあげるのは難しかった。

だから、役もできる限り平等に渡したいと思ったし、誰か一人だけ、上手い子が天狗のようになるバレエ教室は嫌だった。

エリートシンコペーションでオーダーした衣装

もちろん週の回数によって、モチベーションによって本人達ができること、できない事、というのに大きく差が出るけれど、発表会の配役ではできるだけ、できなくてもできると同じことをやる。

上手くできる子は上手くできない子に寄り添い、

上手くできない子は上手くできる子と一緒に頑張る!

体が硬い子は柔軟を、

回転が苦手な子は回転の練習を、

ジャンプが苦手な子はジャンプの練習を。

みんなで一つのものを作り上げるということがとても心地よかったし、私はそんな事ができる素敵な生徒や保護者の方々に恵まれていた。

中には文句を言って、去って行った親子も片手の人数いるけれど、本当に片手だけ。

そういう意味でも私は幸せなバレエの先生だなぁと思う。

だから今、ここフランスの大学で学んで、日本のバレエ界で未来のバレリーナ達が食いっぱぐれないように生きていく力、生活できる術の現状改善できる方法がないか探っていければいいなと思う。

未来のバレリーナ達の自立した生活のために。

お金持ちじゃなくても、

親の資金力がなくても、

借金してでも夢があればバレエの先生への夢は開ける。

考える力さえあれば。

2025年1月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ バレエへ
にほんブログ村 外国語ブログ マルチリンガルへ
PVアクセスランキング にほんブログ村

コメントを残す