かく言うウチも離婚後、9年間の日本の母子家庭だった。
フランスで国際再婚して娘達からしたら、母と義父がいる家庭になった訳だけど、フランスに来て一年後、2番目の中学校で子供たちが驚いたのは両親別居家庭の多さ。
日本にいる時、娘達が日本の友達にお父さん何している人なの?と聞かれて、
「うちはママ一人だよ、母子家庭。」
って言うと、大概、
「あ!ごめんね、変なこと聞いちゃって!」
という対応だったらしい。
下の子が2歳の時に私が離婚しているから、下の子的にはお父さんがいない生活が当たり前だったから何で謝られるか意味がわからないとよく言っていた。
けど、
私の勝手な感覚だけど、7、8割が離婚家庭、再婚家庭な気がする今日この頃のフランス生活。
フランスは共同親権が基本だから「母子家庭」「父子家庭」という言葉が一般的ではない。
だから、度々、ニュースで
「日本人妻による子供連れ去り」
と言うニュースを聞くけれど、そもそも「親権」の感覚が日本人とフランス人では大きく異なるし、日本人でハーグ条約をちゃんと理解した上で国際結婚して子供がいる家庭がどのくらいあるのかわからない。
とにかくフランスでは両親が離婚後、双方の家に一週間おきで子供達が移動するのが一般的。
その中でも両親の離婚後の状況がいろいろ異なる。
基本的には離婚家庭はこの中に当てはまると思う。
- お互い再婚せず、子供達がそれぞれの親の家を一週間交代で行ったり来たり。
- 片方の親が再婚して新しい義理母、義理父や義理兄弟、義理姉妹ができる。
- 片方の親が再婚して腹違い、もしくは父違いの弟妹ができる。
- 親同士が子連れ再婚で、自分の兄姉は「自分」とはそれぞれ腹違い兄姉だったり、父違い兄姉だったりだけど、兄姉同士は赤の他人。
- よっぽどな理由(育児放棄とか)で母子家庭、父子家庭。
本当に、日本じゃ考えられないようなシチュエーションというかバリエーションの多さに驚かされるフランス人の家族形態。
下の子の友達のほとんどが離婚家庭だったり、再婚家庭だったり!話を聞いているとこんがらがる事もしばしば…。
「うちは今のママの旦那さんは私の義理のお父さん。」(←ウチのケース。うちの場合は肌の色が違いすぎるから分かりやすい。)
という家庭や
友達同士で話している時に兄弟・姉妹の話が出てきて頻繁に、義理妹が・・・とか、半兄弟が・・・とかいう単語が当たり前のように出てくる。
半兄弟/半姉妹か、義理兄弟/義理姉妹かで話も全然変わってきたりするからそこを把握しながら話を進めていかないと話があべこべになったりする。
「僕の義理妹が…(Ma belle-sœur est…)」って言うのと
「僕の腹違いの妹が…(Ma demi-sœur est…)」って言うのではニュアンスが違う。
ややこしい。。。
また、日本だと、基本的には片親親権だから親の家を行ったり来たり…っていうことはほぼないだろうけれど、ここでは
「今週はお父さん家だから、スクールバスこっち乗るの。」
とか、
(例えば、お泊まり会を2週間後うちでしよう!となったとして)
「今週はお父さん家にいるけど、来週はお母さん家だから来週、お母さんに確認してみる!」
みたいな感じでなかなか子供社会も大変そう…
フランスに来て3年目。
国際再婚して1年ちょっと。
この間に、子供達の友達のご両親が2家族離婚した。
日本にいたら私は母子家庭で、少し特殊だったのかもしれないけれど、ここでは娘達自身が
「うちは超普通。」
って言い切るくらいいろんな家庭がある。
母都合で、日本から海渡って誰も知らない土地にやってきて、その上、言葉も何もわからない所にぶち込まれたのに、なぜか今は友達の相談役をやっている我が子達…💦
つ、強い。。。
日本は日本の常識があって、
フランスにはフランスの常識があって、
その両方を知る子供達はメンタルかなり最強らしい。
うちの今の状況を「うちは普通」「全然特別じゃない」と言い切れる娘達。
フランス社会の厳しさも日本社会の厳しさもそれぞれ受け入れながら成長してるんだと思うと母として、すごいなぁとしか言葉が出てこないのでした。
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