まず、前提としてフランスのパリ以外の人はパリジャンの事を、
ボーボーパリジャン
と呼んで嫌ってる人がとても多い。
子供達の間でもボーボーパリジャン嫌いは浸透しているらしい。
親の影響恐るべし!
でも、
逆もまた然りで、パリジャンはパリ郊外や田舎暮らしの人達の事をボンリューといってめちゃくちゃ馬鹿にする。
私自身、パリのお店で買い物して会員登録する際に自分の住んでいる郵便番号を言うと顔の表情が一回曇った後、99%の確率で苦笑いされる💧
パリの人が思う畑しかないものすごい田舎の郵便番号…笑笑
ちなみにボーボーパリジャンの特徴は、田舎を馬鹿にするだけでなく、
・口先だけキレイゴトを言う
・Bio(有機栽培)にこだわる
・環境にうるさい(田舎者にパリに来て欲しくないから車の規制がここ最近厳しい)
・パリ以外の場所は住む場所ではないと思ってる…
などなどその他多数。
私の行ってた大学の教授の1人がまさにこれで、口先だけだった…😂
その教授は、
私はペットボトルを使う人を見るとゾッとするの。だから私のクラスには繰り返し使えるステンレス製ボトルで飲み物持ってきて!
とか、
私は自分が国際結婚していて自分も海外に住んでた経験が数年間あるから貴方達の不安な気持ちが分かる。だから、何でも相談してね!
でも‼️
授業後、帰り際は私用で忙しいから授業後の相談は無理。
仕事時間外は家族との時間を優先させたいからメールもお断り。
4時間の授業の合間にある休憩時間は休憩取りたいから休憩室に行かせて。
でも、
私は学生に寄り添ってるのよー♪
って応対で、これはもし本気で相談したい学生がいたらいつ相談したら良いの???って言う謎だった…。
だから、旅行者がパリの人は冷たいって言うのはボーボーパリジャンに出くわしてる場合が多いんではないかと思う。
親切心はあるけど、常に「見ず知らずの他人に使う」時間がないと言い訳する感じ。
一方、田舎は田舎で大変。
フランスには日本のような田舎の苦労や掟はないかと思っていたけれど、テリトリー問題等色々ある。
例えば、先日娘が外乗に行こうとしたら今まで開いていた橋が完全に封鎖されていた。
ビックリして、その辺の地主問題に詳しい人に聞いてみた。
その人によると、
橋は公共だったはずだけど、その後に続いてる道は右と左側と2人の地主の広大な森で、今まではそこを散歩道として自転車や人や馬が静かに通っていた。
でも近年、モーターバイクがものすごい騒音で突っ切って行くのが片側の森に権利を持つ方が気に食わなくなってきたから封鎖したと言うものだった。
静かすぎる村で起きる騒音問題。
ウチの村の自転車、人,馬道でも、やっぱり禁止のはずのモーターバイクが爆音を立てながら突っ切って行くのを度々目にする。
どこでもルール違反をする人はいるなぁくらいにしか思わなかったけど、地主からしたら嫌がらせとも取れる行為なのかなと考えた。
それ以外に日本人のフランス田舎暮らしでのあるあるは、
・ニーハオと声をかけられる
⇨アジアは全員ニーハオが通じると思ってるから中国人じゃないでーすって笑顔で答える。
(多くの日本人がヨーロッパ人でも外国人を見ると英語でハローって言うみたいな感じ)
・(犬の散歩中に)犬食べるんでしょ?
⇨日本では食べませーん!!!って笑顔で答える。
・知らない子供にジーッと顔を見られた後、
「ピカチュウ!」
と叫ばれる笑笑 ⇨ その後数十分、笑い止まらず🤣
・レジのおばあちゃんがものすごくフレンドリーで行列できてるのに、
「日本人なの?✨✨」って目をキラキラして言ってから日本語でコレなんて言うの?を何個も聞いてきて私の方が列のお客さんの視線を感じる💧
いろんな事があるフランス生活。
パリ近郊でなくてもパリジャンを嫌いなフランス人は多いようで、今日話していた馬の人も乗馬検定を取った際に南フランスで取ろうとしたら、「パリ近郊から来た」と言う事で、ボーボーパリジャン扱いで酷い目に遭ったらしい。
彼女曰く、
「パリジャンが外国人に冷たいのと一緒よ!」と。
だから、日本人でも東京、大阪、京都、奈良などそれぞれ県民性があるようにフランス人でも一緒くたにコレが「フランス人」って言うのは存在しないと思う近頃の出来事でした。
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