フランスの公立の高校でもいろんな高校がある。
大まかには普通高校、職業高校。
そして、普通高校の中にさらに細かく一般とか特別コース(セクション)があって、うちの子は最初の年だけできる演劇セクション。2年生からは一般クラスの子と混じってそこから、特別選択科目を3つ取る。これは必須。
2年生で取りたい特別選択科目は演劇やダンスや演劇とは全く関係ないけど、今はフランス語を覚えるためなのと、以前から演劇に興味があったからこのクラス。
学校によって特色が様々で、そんなのも選べるの?っていう公立の学校もある。
うちの子のお友達が行っている高校には映画や芸術の専門セクションがあったりする。
普通高校に通っている2年生からは絶対に「特別選択科目」を取る必要があるのだけれど、それが大学入学に繋がる配点の割合も高く、専攻のコースにも繋がるからなんとなくでは取れない大事な選択。
一般的な「特別選択科目」は英語、文学、地理、物理、歴史、数学。
それに加えて学校によっては情報処理、芸術、音楽、演劇、ダンス、哲学、映画、政治などがある。
どの選択を取るにしても、大学進学のためには大事な要素となってくるからなりたい職業、進みたい大学の専攻に入るためにどの「特別選択科目」取る必要があるか考えなくてはいけないのがフランスの高校。
話をタイトルのバレエを踊る??に戻すと、演劇セクションでは年度の終わりに、地域の演劇団体と一緒に発表会が行われる。
先生がシナリオを制作するため生徒一人一人の個性に合わせた作品が作られるらしい。
それで、「あなたは何ができるの?」と言う問いに生徒一人一人、自分ができることを答えていく中で、娘は「ウクレレとバレエ🩰」と答えたらしい。
まさか、ウクレレ弾きながらバレエを踊るわけではないだろうけれど、先生がメモを取っていたらしいから、年度末の発表会に向けてバレエも頑張って練習しなくちゃならない!
でも、残念ながら、このフランスのど田舎にバレエを習える場所がないから、私が教えるのだけれど…
私はよくバレエの生徒達に「芸は身を助ける」って言う言葉を伝えてた。
自分が何かこれはできる!と言うことがあると言葉ではうまく伝わらなかったとしてもその持ってる「特別な何か」で自分で窮地から逃れることができることがあるよ!と。
私の原体験、デンマークに高校留学した時にまさにバレエが私を助けてくれた。
留学当初、デンマーク語が一切わからなかったけれど、バレエができたからそれで周りに人が集まってきて友達ができた。
なんだかんだ、バレエが私の人生を助けてくれていた。
大人になってもうバレエなんてやらない!って思う出来事も1度や2度じゃなかったけれど、結局今でもバレエに助けられている自分がいる。
娘達も、何かしらの特技を持って、それが自分の自信につながったり、人生の支えになっていったら母としては嬉しいなと思う。
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