
12月5日にオペラ・バスティーユで開演予定だったパ・キータだけれど、会場にお客さんが入ってからのストライキがアナウンスされ、それ以降ストライキが続いてる。そして、今日9日にはオペラ・ガルニエでやっている「PLAY」までストライキで中止🪧
何やら一部のダンサーによる賃上げ交渉だとか…。
現在、開演前の準備時間として月6時間分の手当が支給されているけれど、実際には月30時間程が準備時間となっている。
今回の賃上げ交渉はその差額分の支給を訴えるものらしい。
さすが。
フランスでも今回のストライキについてプロとして準備時間があるのは当たり前とか、主張は当然の権利とか、賛否両論あるようだけれど、いずれにしてもダンサーがこうやって声を上げる事自体がすごい。
日本のダンサーは…特に女性は踊れたらそれで幸せ❤️と思っている人が多いように思う。
だから、準備時間の支給を求めてストライキなんて考えられない事だろう。
生きるためにはお金が必要。
好きだから踊るは子供の習い事か、趣味。
仕事ではない。
それがフランス的な考え方で,ダンサーであってもそれは譲れない。
考え方の根本が日本とは大きくことなっている。
もちろん踊るのが好きだからバレエダンサーになった訳だけれど、だからと言って自分が「仕事」として時間を費やしてる事に対して無償で自分の時間を提供はしたくないらしい。
国家公務員で税金投入されている職業だけど、自分の時間をタダ働きするのはビジネスとして納得がいかないという事。
現状、日本の90%以上の女性ダンサーにとっては踊ってお金を稼ぐなんて夢のまた夢と言う人が多いと思うけれど、少しずつでもいいから日本のバレエダンサーのバレエに対する価値観が変わっていったら…。
フランスのバレエダンサーのような、特にパリ・オペラ座バレエのダンサーのような主張をする事はかなり難しいけれど、自分の権利を得るためにどうすれば踊りながらお金を稼げるようになるか考える力が付くようになってほしいと心から思う。
今はまだ、上から言われたことに対して首を縦に振る以外の権利は与えられてないように思うから。
わがままになるのではなく、社会人として、プロフェッショナルダンサーとしての地位を確立するために動き出さないと何も変わらない。
好きだから踊る🩰
そのためにはプロフェッショナルな仕事として自覚して、収入を得る事も大切。
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