うちの場合は元々、ADHDという個性を認めてくれるところを探して行き着いたのがインターナショナルスクールだったけれど、子供を英日のバイリンガルにしたい!と思って国内インターに入れるのは、子供の性格次第ではバイリンガルになれるチャンスを秘めてる場所だと思う。
今は、両親共に日本人向けのインターナショナルスクールが国内でも増えてきている方、親が英語を話せなくても大丈夫なところも多い。
それでも子供達の友達の中にはインターの小学校部在籍中に英検一級取った子もいる。
国内インターに通わせてる親にとって、それが目的の人もいるくらい。
ちなみにうちは上の子が4年生で英検二級とったけれど、遅い方。(下の子は受けてない。)
低年齢で英検級持ってると世の中的に話題になる。でも、インターに通っている子だと結構ちらほらいるからそこまで大きな話題にはならない気がする。
いずれにしてもすごい!
英検1級を小学生で取れる子の中には自然に取れる子と、親子でそれを目指してる家庭がある。もちろん、インターに行ってれば全員が取れるものではなくて、うちの子みたいに準1級でも落ちちゃった子もいる。
だから、英検1級取れる子の努力はすごいなぁと思う。
インターの子達やバイリンガルの子達は一般的な日本の教育を受けた日本人が得意なはずの単語探して穴埋めする問題は苦手で、逆にヒアリングはほぼ満点ということが多い。
一般の公立の小中で育ってきた私にはそのヒアリング満点は到底理解できない…
そして、中には一切の気負もなく、自然に問題解けて英検一級合格できちゃう子がいるから驚き。そういう子は日本語よりも英語が好きで、学校で英語、放課後家で聴く音楽も見るYouTubeも全て英語をなんとなく自分でやってるという共通点がある。
逆に親子で必死で取り組んで英検一級取る場合は、全ての遊びをやめさせて学校でも英語、放課後も英検専門の家庭教師をつけていたりする。
自然に取れる子って結局、東大にそこまで頑張らずにスッと入っちゃう感じの子達とがむしゃらに勉強して東大に入った子達との違いみたいな感じなのかなぁと思うけど、どうなんだろう。
元々スポーツがめちゃくちゃできる子とそうでない子。
それと同じ。
バレエが天性の感覚で踊れちゃう子といつまで経ってもなかなか「バレエっぽい形」にならない子がいるように。
教えられなくても出来る子とそうでない子みたいな感じかな?と。
私自身は英検1級なんて無理すぎて、持ってる人見るとただただ尊敬の眼差しでしかないけど、私が思う「バイリンガル」っていうのは英検で測れるレベルじゃなくて「英語を話す人たちと対等に話せる」こと。
例えば同じ英検二級を持っていたとしてもバイリンガルの子と、私みたいに後から必死で英語を勉強した人のヒアリング力、会話力は全く違う。だから、私が英検二級持ってるというと娘達にそのレベルの会話力で?となる。
自然に出る英語と脳内で作られた日本語を英語に変換しながら話す人。
後者の人たちも英語圏の海外に行ったら英日バイリンガルにだんだんなっていくのだろうけど、私の英語は常に脳内で日本語⇨英語変換。
我が家の上の子は小学校5年生から公立に行って、その後の3年間はほぼ英語0の生活。
中2からフランスに引っ越して、そこから久しぶりに外国語に触れたけど、英語力があるからそれで生き延びたと言ってる。
だから、国内インターナショナルスクールで10歳までに培った英語力がかなりの土台となるらしいと我が子を通して思った。
行き過ぎたバイリンガル教育は子供の精神を追い詰める可能性もあるけれど、子供が伸び伸びした環境で育ってバイリンガルになるんだったら親子でハッピーになれるのかもしれない。
改めて我が家の子供達を見てみると、国内インターに通わせていたおかげでADHDの特性がある事を強く意識する必要はなかったからうちには合っていたように思う。
でも、これが合う合わないは本当に子供の性格や家庭環境次第。
迂闊にインターはお勧めできない。
なぜなら漢字教育も含めて日本の道徳教育、日本人としての一般常識が欠落する可能性があるから。
各家庭次第で価値観が違うと思うけれど、子供を英日のバイリンガルに育てたいだけなら、国内の老舗インターでなくても、周りの子達のほとんどが日本語話者でも、学校の先生が英語で授業をしてくれるのであれば子供をバイリンガルにすることは可能のようです。
ただ、子供の性格を理解した上でインターナショナルスクールに入れないと、親子で後悔することになってしまいます。
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