バレエの先生を日本で20年以上やってきましたが、私自身も40年近く前はバレリーナを夢見るバレエ少女の1人でした。
だから、1人のバレエ経験者として、また、バレエの先生としていろんな経験をしてきた。
もし、お父さん、お母さんがバレエ未経験者で子供がバレエを習いたいと言い出したら…
もちろんバレエを習う事をお勧めします。
理由は
- 集中力がつく
- 物覚えが早くなる
- 姿勢がキレイになる
- スタイルが良くなる可能性がある
- 柔軟性がついて体育の授業のダンスなどで役立つ
- 自己肯定感が上がる
- 発表会などを通して協調生が身につく
- 感受性が豊かになる
などなど。
【バレエ教室の選び方】
小さい時は週一で良かったとしても上を目指すなら(コンクール上位入賞やバレエダンサーを目指すなら)年齢が上がるごとにレッスン回数も増やす必要があります。
上手くなりたいとか、プロになりたいとかでなかったら特に気をつけなくても大丈夫だと思います。
レッスン回数が増えるという事は収入によっては家計を圧迫する可能性もあります。(はっきり言ってバレエスクールの規模、先生の知名度によって月謝が異なるので相場はないも同然です。)
全てバレエ教室毎に異なってきます。
バレエの先生はボランティアではなく、それで収入を得て生活しています。
バレエダンサーは「芸術家」として収入が少なくてもそれは当然と言う考えの方も多いけれど、バレエの先生となるとその考え方がひっくり返るほど異なる場合もあります。
芸術家の延長として最低限の収入でバレエの教えに携わっている先生もいる一方、より多くの収入を得ようと経営者としての手腕を持ってる方も多くいらっしゃいます。
バレエを習わせる前に最初に知っとくべき事
- 週1の月謝
- 週5、6回の月謝
- 発表会代(何が含まれるか)
- バレエダンサーを目指すなら、コンクールレッスン代
- その他、年会費、施設費、どんな講習会、イベントがあるかとか(この辺の雑費が多くかかる教室もよくあります。)
たまに、発表会がないバレエ教室がいいという話(お金がかかりすぎるから)も聞きますが、子供の立場からしたらモチベーション維持のためにも、自己肯定感をつけるためにも子供が人前に立って踊る機会が定期的にあるバレエ教室がオススメです。(個人的意見)
まず、週一の月謝は最低限知るべきものですが、バレエを始める年齢、お教室のレベルによって週2からじゃないとダメという場合もあります。
最初にバレエを始めるのに最低限必要なもの
- レオタード
- バレエ用タイツ
- バレエシューズ
- お団子ネット
- ヘアピン
レッスン回数が多くなればそれだけレオタードの数,タイツの数も必要です。
大きくなればトウシューズを履きます。
通常、国際的には12歳前後から履かせますが日本では学年で言うと1、2年生で履かせているところもあります。
なぜトウシューズが12歳頃からかと言うと、つま先で立つという事が足指の骨を圧迫し、成長過程の様々な骨に悪影響を及ぼすからです。
大人になった時に外反母子がひどくなってハイヒールが履けないと言う話はよく聞きます。
また、足裏の筋肉がなく、脚の正しい筋肉もないのにトウシューズでつま先で立つと言う事は膝が曲がった状態で無理矢理自分の体重を太もも(大腿四頭筋)に乗せると言う事になりかねません。
(ものすごい条件の良い子は自然と綺麗に立ててしまう可能性があるから話が別です。)
私が知る限り,ちゃんとした筋肉がないのに小さいうちからトウシューズを履いて足がキレイになった例は見た事がありません。
また、小さい時から過度なレッスンをし過ぎてぱっと見は綺麗に見える筋肉でも身長が伸びない場合もあります。
まずは体験レッスンの際に、そこで長くやっているであろうお姉さん、お兄さんのスタイルを見て太もも(大腿四頭筋=前側の筋肉)ムキムキの筋肉じゃないだとか、デコルテラインの美しさ、姿勢の美しさとかそういうことろを気をつけてみるといいと思います。
また、可能であればそういう年上の子達が週何回のレッスンをやっているのかも先生に聞けると目安としてわかりやすいと思います。
バレエの先生は数十年以上に渡ってお付き合いになる場合もあります。
子供が本気でバレエダンサーになりたいと言ったら親以上に親密な関係を築く事も大いに考えられます。
その辺をよく考慮して最初のお教室選びをするのも一つに選択だと思います。





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