フランスで子供達にバレエを習わせて、色んな教室に見学行って思ったのはフランス人の先生は基本的に子供に無理をさせない。そして日本の先生のようなきめ細やかな指導もない。
各教室がフランスメソッドを徹底して教えてるのかと思ったらコンセルヴァトワールとかパリ・オペラ座バレエとか、国立のバレエ学校じゃない限りクラシックバレエの指導というのは大雑把。
【フランスの大規模ではない一般的なバレエ教室でビックリした事】
🩰学校のバカンスは休みになる。
フランスは子ども達の学校のバカンスが2か月に一度、2週間ある。
その間はもれなく習い事が全てお休み。代わりに講習会とかが別料金で実施される場合もあるけれど、基本的にはお休み。
なぜなら家族と過ごす時間だから。
🩰年末とか学年終わりのレッスンはグッテ”と言って、レッスンしないでみんなで持ち寄りのお菓子を食べる事が多い(レッスンあっても15分とか)
🩰シニョンしないの当たり前
なんならレオタード着てない子もいる。
🩰振り付け本番まで覚えてない人多め
そもそも詰めてレッスンする事が本番前でもあまりない。
🩰発表会本番の日、ゲネの後、一回帰宅
お昼休憩で劇場関係の人が外に出るからもれなく外に出る事になる。
先生たちもバレエの先生として、指導者としてのデュプロマは持っているけれど、基本的には条件良い子だけは見る。
たとえば、アンデオールが難しい条件の子にアンデオールのやり方を一から教えてくれる人はいないし、筋肉の使い方の説明とか細かい指導はない。
なぜならバレエは条件が良い子が生き残ってその中で切磋琢磨するものだから、元々そんなに条件がよくない子を伸ばしていこうという気合いはない。
もうビックリし過ぎて他に何をビックリしたか忘れちゃったけど、大体こんな感じ。
その点、日本は…
凄すぎる。
発表会レベルでもコールドの揃い方のレベル高すぎる。。。
そもそもフランスで、パリでさえもちゃんとしたクラシックバレエ習えるところ、少ない…
結局はヨーロッパ基準で条件が合う子がクラシックバレエで生き残れるフランスバレエ🩰
身長、身体のバランス、手足の長さ等々…
少しずつだけど人種の壁は取り除かれつつあるけど、まだイギリスのような境地には至ってない。
イギリスのバレエは人種の壁も身体的条件の壁も一つ先を言ってるように思う。
フランスのダンスで何が主流かと言うと、時代はコンテンポラリー。