昨日は運転手生活の合間をぬって大学の講義のとあるコースの1回目の授業を受けに行けました💕
テキストが配られて、それを授業中に読んで自分が感じた事を発表。
その中でインド人の女の子が
「このテキストは白人が描いた世界を物語っていて、差別的に感じる。」と。
彼女のフランス生活での経験も交えながら、非白人と白人社会には隔たりがあって、配られたテキストから白人主義の上から目線のメッセージを感じると結論付けた。
難しい問題。
私も今、もう一度ちゃんとその文章読み返してみて、上から目線と言われればそうかもしれない…と思われる箇所が数ヶ所見つけた。
人によって感じ方は千差万別で、受けてきたそれぞれの国の教育によっても感じ方が異なる。
もし、インド人の彼女がそれを指摘しなかったら素直にダンスという言葉のない世界での上下関係のない美しい世界の文章✨って感じただけだったに違いない。
日本人は黄色人種だから非白人の部類だけど、私はかなり鈍感(フランス語力の問題で気づいてないだけかも)なので、フランス生活で差別を感じたことはない。
むしろ、フランス人優しい人多い💕って思ってる。もちろん外国人だから不便な事は多いけれど、それは私が母国語じゃない世界で生活しているから仕方ない。
海外に暮らすと、日本のように肌の色、髪の色、目の色ほとんどみんな一緒…って言う世界とはだいぶ異なるから色々考えさせられる事が多い。
ただ、私自身、一般の日本人とは違う髪質でひどい天然パーマだから高校では天然パーマ証明書が必要だったし、髪もキッチリ三つ編みおさげじゃないとダメ🙅だった。
だから、一度お下げできない長さに髪の毛切ったら高校の先生に職員室呼び出されて、メチャクチャ怒られた。理由はみんなと髪質が違うから切っちゃダメって理不尽だし、髪の毛差別だ!って思っていた。
フランスでは髪色、髪質みんな違って当たり前。だから気にならない。
家に帰ってウチの白人家系の今の夫にそのテキスト読んでもらった。
「何も上から目線的な事は感じない…」と。
「逆にどこにそんな要素があるんだ???」と若干逆ギレ…
白人には分からない微妙な差別の世界なのかもしれない。
パリ・オペラ座バレエのダンサーの肌の色、人種をイギリスと比較して考えた時に、白人と非白人との考え方の隔たりはフランスでは多少なりともあるのかもしれないと、考える翌日の運転手生活のひと時でした。
大学の講義 #フランス #フランス生活 #差別問題
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