バレエはイタリアで始まって、ルイ14世によって大きく発展して、ロシアで守られ続けられたヨーロッパ発祥の踊り。
当然、長い間踊ってきたのもヨーロッパ人。主に白人と言われる人たち。元々は日本人の文化にはない。
フランスに住んでると本当に足がまっすぐな人が多いのに驚かされる。黒人でも綺麗な長い脚の人が多い事、多い事!
私は自分が0脚だから、足のまっすぐな人を見ると見惚れてしまう。
工事現場のおじさんでも、後も収集のおじさんでも…笑
足ばかり目が追ってしまう。
ちょっとした病気みたい。
今は世界中で日本人ダンサーが多く活躍している。でも、小柄な人はいても私ほどの0脚の人はいない。
0脚は骨のつき方だから治しようがない。骨格は生まれ持ったもの。残酷だけど、バレエは生まれ持っているものが強い。
スーパーモデルの世界と一緒。
努力じゃどうにもならないことがとても多い。
バレエの場合、成長過程で筋肉のつき方によって身長が伸びたり、小さいままだったりする。(それについてはまたそのうち書いてみます。)
ダンサーは大きい方がいいわけで(女性は小さすぎても大きすぎてもダメ)、パリ・オペラ座バレエ学校でも入学基準として何歳の時は身長何センチぐらい、体重何キロくらいというのが決まっている。
どんなに踊れても身長がなかったらオペラ座には入れないだろうし、どんなに跳べて回れても筋肉ムキムキ、0脚だったら身長があっても入れない。
バレエは総合芸術で、通常の世界とはかけ離れたところにあるからフランス人でもクラシックバレエを知ってる人はもしかしたら日本人以上に少ないのかも…と最近思ってる。
ルイ14世によって1661年に創立された「王立舞踏アカデミー」がパリ・オペラ座バレエの起源だけれど、その後廃れていってしまった。
ロシアからディアギレフ率いるバレエ・リュスがやってきて再びフランスバレエが盛り上がってくるまでの数十年間は女性ダンサーとパトロンの出会いの場になってしまってた。
キレイな女性に金持ちおじさん…💰
よくある組み合わせ。
ちなみにドガがダンサーを描いていたのもこの時代。
そんなこんなで今のフランスバレエが再起したのはバレエ・リュスに影響されたシャネルやピカソの影響により総合芸術として開花したからって言うのもあるなぁと。
バレエの歴史はフランスの歴史に繋がる。
フランスのお城めぐりしてると必ずと言って良いほどルイ14世が登場する。
この王様自身も素晴らしいダンサーだったようだし、日本のバレエが職業として根付くために権力を持った人の力が必要だなぁ改めて考えたのでした。
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